2011年12月20日火曜日

疲れ果てた深夜に活力を出す

クリスマス近辺は少し休みたいので、
少しだけ無理をしながら執筆を続けている。


とはいえ深夜になるとだんだん集中力も途切れてくるのだ。


そんな深夜に、「よし、あと1時間がんばろう。」とやる気を出す為に最近少女時代の動画を観ている。


歌もうまくてダンスもうまいのね。
韓国語は全く分からないんだが、日本語にはない発音が意外と良かったりして何度も観てしまう。


来年の国際昆虫学会 in テグに向けて俄然やる気が出てきた。
おいおい、何をしているんだろうか。
ともかくやる気が出たんなら良いじゃないか。


韓流とかK-POPとかが流行っているらしい。
ドラマとかはともかくとして、音楽をK-POPとして売り出すなら、わざわざ日本語バージョンにする必要ってあるなのだろうか。

イントネーションとかそれはそれで、かわいらしく聞こえるから韓国語のやつを売り出せば良いのに。やっぱ他の言語になっちゃうと敷居が高くなるのか。


さて、仕事再開。

入力と出力のバランスとか

原稿の執筆とか
論文の執筆とか
ロゴ作りとか
研究発表の為の図作りとか
いろいろ出力する系の作業が立て込んでいる。


ちょっと前までは、難なくさらさらっとこなしていたのに、
最近、頭をひねってもひねっても出て来なくて、
締め切り間近になってようやく絞り出してやり終えるという日々が続いている。
スランプ状態やで。


きっとこれは、
本読んだり
論文読んだり
良い音楽聞いたり
良い映画を観たり
良い絵を観たり


入力する系の活動をもっとしなければ出力が追いつかないんではないかと思ってる。
きっといくら出そうとしても、自分に無いものは頑張っても出ないのだ。


純文学はちょっと消化に時間がかかると思って、
買ったまま放置していた


を読んだけど、さらさらと読めてとても良かった。
生態系というものがいかに複雑で、尊いかがわかる。


良いモノをアウトプットできるように、良いモノをいっぱいインプットしたい。

沢山論文を読んで、本を読んで消化したい。

2011年12月19日月曜日

社会的インパクトか・・・

一時期より仕事量は減っているはずなのですが、さばききれません。
何故でしょう。



ところで。
とある高校生(?)くらい対象の科学コンテストでは
その人の研究テーマに対して、社会的インパクトを問うとか。



たいてい、いろいろな研究費をとるときとかになんやかんやどんな風に研究が重要かは必ず書かないといけないと思います。


自分の研究をやって、そして何らかの成果が出たときの社会的インパクトって何があるかなと考えたけど、思いつかなくて、まだずっと考えてる。



2011年12月9日金曜日

倍に、倍に

申請書が書き終わってからというもの、
少しだけ心に余裕ができたが為に、
本当に自分の歩もうとしている道が正しいのかとか
この先大丈夫かとか

いろいろ考えてとてもナーバスになってしまった。


こういう時は、がむしゃらにいろいろやって、
そのなかでいつの間にか解法を見出すというのが自分のこれまでのスタイルである。


だけども、あまりに漠然とした不安の中に落ちてしまって、
がむしゃらに動く為のやる気さえ失ってしまって、
とても良くない状態だった。


昨晩、じっくり考えた。
そもそも、自分は能力的にアレなので、人の倍、倍にやろうと心に決めていた去年の自分を思い出した。
選ぶ道が正しいかは分からないし、この先大丈夫かもわからないけれども、「人の倍に」のスタイルを維持できれば、確率は少し上げられるかもしれないと思った。

がむしゃらに動く為の足がかりになった。


去年直感で動いていた自分なかなかやるなと思いました。


2011年12月5日月曜日

スピーディーかつ安価に準備できて、栄養価も高い食事は何か

去年の秋頃からカスピ海ヨーグルトを作っている。
震災の辺りで一度、絶やしてしまったが、その後復活させて今に至る。


最初のうちはジャムを混ぜたり
バナナとかキウイとかを混ぜたりして食べた。


でもそれだと、あまりおなかにたまらないし
果物を腐らせてしまったりして少し都合が悪い。


で、最近、具として行き着いたのがこれである。


○それなりに腹持ちする。
フルーツが入っているという事でビタミンも取れる(と思う)。


○フルーツグラノーラは何となく今まで高いイメージが有ったんだけど、
一度にいっぱい買えば安い(計算してないけど)。


○そして、普通に保管したら湿気ってしまうが、
この“フルグラ”は保存用の「パチパチ」がついていて便利(800gにしかついていない)。



結論
今のところ、私が考える安価で且つ栄養があって、スピーディーに摂れる食事は

カスピ海ヨーグルトとカルビーフルグラを混ぜたやつだよ。


※ 調子に乗って毎日これを沢山食べ続けると、2日で飽きるので、その辺のところ調整が必要です。

2011年12月4日日曜日

top絵を変えた


今まで、デフォルトである手書きっぽい文字をトップの絵にしてきた。
もう少し遊びのある絵にしたいという事でgを幼虫にしたトップ絵を作った。

saiで描いたんだけど、
イメージで描いたから酷い


このクリ―チャーは何でしょう…
なにも見ないで適当に描いたとはいえ
一応、研究対象にしてる虫なんだし、

もう少し頑張ろうよ。




というわけで、少しカンニングしながら描きなおした。

少しは良くなりました

とりあえず不慣れにしては及第点という事にしましょう。
これをトップ絵のgとして使っていきたいと思います。


2011年12月3日土曜日

アゲハチョウの味覚受容体

アゲハチョウの味覚受容体の論文が2週間くらい前にNature communicationsに載って、新聞の紙面をにぎわしていたので読んだ。

Ozaki, K. et al, 2011, A gustatory receptor involved in host plant recognition for oviposition of a swallowtail butterfly. Nat. Commun. 2:542 doi: 10.1038/ncomms1548

--------
・EST解析で味覚受容の遺伝子を決める
・バキュロウィルス発現系で遺伝子を発現させ、リガンド候補化合物をカルシウムイメージングで決める
・RNAiで味覚遺伝子をノックダウンさせて、味覚遺伝子の発現量が落ちているか確認
→落ちる

・雌のアゲハチョウの感覚毛のリガンド物質に対する反応を調査
→ノックダウンした雌では反応が有意に低下

・雌の産卵行動を観察
→ノックダウンした雌では模造葉に対する産卵数が減少
(模造葉にミカンの葉の抽出物をつけると、産卵数は減らない)


○これらの結果から、アゲハチョウの味覚遺伝子を決定して、そしてそれが産卵における寄主認識にも関係しているよという内容。
--------

Nature系列の雑誌に載るような論文はこれくらいのデータを積まないと駄目なのだな。
lepiでもRNAiが有効なのか。ほうほう。



2011年11月30日水曜日

やたらな事は言うもんじゃない

前回、英語で書きたいとか言ったけど
撤回する事にしました。

・余力が無いのと
・恥ずかしくなった

事が理由です。
英語で日記書く前に、目の前に積まれているデータを論文にする事が先でした。
イカンイカン。


でも何かのタイミングで挑戦したいとは思っています。いつか。



研究費の申請書
研究をする上で、実験をしたり、論文を書いたりすることと同じくらい重要な事があります。
それは、研究費の獲得です。
お金がなくては研究が出来ません。


No Money, No Science です。


というわけで自分はまだポストを持つ存在ではないですが
民間の研究費に応募する事にしました。


すごいねと言う人が居ますが、単純にこのままだと海外とか国内の学会の旅費を自費でまかなわないとかもしれないので、必死で書いたのです。


先生が科研費とかいっぱいお金持ってる部屋は、素直に甘えたら良いと思うよ。


というわけで今日までで申請書を書き終えて送付しました。

これまでも何度か研究費申請の書類は書きましたが、毎回書く度に

「ほうほう、こうするといいのね。」

という事があって勉強になります。


自分はやった事無いけど、就活のエントリーシートとかもこうやって自分のしたい事としてきた事を体系的に述べて、そこからこうしたいからここで働きたいとか、順序立てて書くんだろうなと感じました。


つまり研究費の申請書とは研究者のエントリーシート的なものなんでしょうか。
研究費の獲得まではいかなくても、面接までいけたら良いなと思っています。


2011年11月24日木曜日

英語でも書く

最近はとても忙しいです。
師走になったらもっと忙しくなるんじゃないかって想像すると、少しわくわくして、そしてすこし気持ちが悪くなります。

先の色々の事をいっぺんに考えようとすると、どきどきして少し気持ち悪くなるのは昔からの癖なんだけど、昔と比べたらはるかにどきどきするにいたる閾値が上がっています。

大人になるという事はこうやって少しずつ鈍感になっていくことなのかもしれません。
なら、どきどきして気持ち悪くなったりするのはすこしださいんだけど、それはそれでいいんじゃないかとも思ったりします。



英語でも書く
次回からは、本文を英語でも書きたいです。
理由は、ロシアやアメリカからこの日記へのアクセスが半端ないからです。
小さな島国の虫やろうの小言を、遠くの誰かが読んでるのかもしれないと考えたら胸が熱くなります。

目的はあと一つあって、日常会話くらいの文章がすぐに頭に浮かぶようになれば、もう少し外国勢とのコミュニケーションがうまく取れるんではないかたくらんでいます。


ぬぬぬ ←自分の中で流行ってます。

2011年11月16日水曜日

デザイン / 珈琲 / 恋愛 / パンク / 論文読むとか

日記が滞っているときは忙しい時。

ブログのデザインを練る
自分がすんでいるシェアハウスのブログと本ブログのデザインを検討した。
シェアハウスの方は土日にちゃちゃっと作ってあっぷした。なかなかグロい。
本ブログの方は途中まで作ったけど忙しいから、2週間は出来上がらない予定。

珈琲
最近飲んでいて気に入っている、ニカラグア産のコーヒー豆を200g購入した。
この豆は酸味が強いんだけど、えぐみが少なくて香りが良くてすごくお気に入り。

恋愛
外国勢と恋愛の話をした。
ある女性の彼氏は日本人ではないけど、とても良い奴だと思った(会った事無いけど)。
いやじぶんバイじゃないけどすごく良い奴だと思った。good guyだと思った。

どこの国でも乙女は乙女だしgood guyはgood guyだと思いました。
したたかに生きるよりも正直に、心地よい信頼関係の中で生きていきたいものです。


パンク
研究所へ行って帰る時、後輪がパンクしていて萎えました。
近くの自転車屋さんで直してもらって帰りました。

論文読む
先週の水曜辺りからreviewを読み始めて、あと2ページくらいで終わる。
最近は程よいスピードで、程よく理解できて心地よい。


あと2週間くらいは申請書作りに神経を集中。

2011年11月10日木曜日

「ラ行」をコンプリートしたい

今日はたまたま研究を発表する機会に恵まれて、研究を発表したり女子高生とお話ししたりした。それはそれで、なかなか有意義で良かったんだけど、思いのほか疲れてしまった。


ラ行
私には中国人の「羅(ラ)」さんという友人が居る。
あまり親密ではないが、羅さんの友達の「李(リ)」さんとも顔見知りである。


もう勘の良い人は、またどうでも良い事を考えてとお思いだろう。


先日中国のガールからメールが来た事を書いたが、彼女の名前は「鲁(ル)」さんらしい。

(リーチや。)



あとレさんとロさんと知り合いになったらラ行の人全員と知り合いという事なる。
これは是非お知り合いになりたい。



などとどうでも良い事を考えています。

2011年11月8日火曜日

中国のガールからメールがクルー

北京へ行ってきたよ 学会参加編でチベットの女の子と写真を撮ったことを書きました。
もう連絡が来ることはないだろうと、意気消沈していたんですが、今日メールが届きました。


ヤホー


メールには写真が添付されていました。
僕の鼻の下は多分伸びていて、我ながら情けないと思いました。

やっぱりいくら心はウキウキでも、紳士のように振る舞うべきだと思います。
エロ紳士を目指したいと思いました。



おでん食べる
今日家に帰ると、同居人がおでんを作ってくれていて、それを食べました。
とてもおいしかったです。今日のように寒い日は、やはりおでんが恋しくなります。


そういえば今日は立冬でした。

2011年11月7日月曜日

超休んで、そして爆発した

祝日の前、私はこう宣言しました。



ずっと働きづめだったのもありますが、この前北京へ行ったときのこととか、日々の中で感じたことについて一度ゆっくり思考する時間が必要だと思ったからです。

またこれまでは研究一本でやるというより、異なるプロジェクトなど掛け持ちして、どちらかと言えばマルチに行動してきました。

それに対して

「マルチに活躍するのも大事だけど、実験に集中できるのは若い人の特権だよ。年をとればいろいろな雑務で結局マルチにやらざるを得ないから。」

とボスからアドバイスを頂いて、なるほど(!)と思ったのもきっかけのひとつであります。



というわけで
明日からまたクリエイティブな仕事ができるよう、且つ又、激務に耐えられるよう、ここいらで超回復しようというのが今回の超休養の目的であります。




プラン1 ジャズ喫茶で回復

前々から行きたいジャズ喫茶がありました。
何でもアヴァンギャルドという超高いアンプでジャズを聴きながら、超美味いコーヒーを飲めるらしいのです。

詳しいことはサイトを観てください。
http://www1.ocn.ne.jp/~omega/access.html


これは回復にうってつけだと、ルートを調べて見ると15キロくらい。サイクリングがてら自転車で行くとしたら距離的にもぴったり。

ところが、思っていたより遠くかつやっていないという残念な結果でした。



思わずぐぇーというキモいリアクションをとってしまいました。
天気は良くて、サイクリングには絶好だったので、少し休養ができました。

休養度 ■□□□□□□□□□



プラン2 カラオケで回復

カラオケで熱唱というのは、ありきたりな回復法ですが、ここは正攻法で攻めたいと思います。
のどがすこぶる弱い私は、せいぜい2時間くらい歌うのが限界なのでフリータイムとか高校生みたいな事はしません。


恥ずかしいので何を歌ったとか詳しいことは書きませんが、うろ覚えで歌った「津軽海峡冬景色」がとても歌いやすくて、ストレス発散になりました。


これからは津軽海峡冬景色を十八番に入れていきたいと思いました。

休養度 ■■■■□□□□□□



プラン3 ドーナツとコーヒーで回復

ミスタードーナツがなんと半額らしかったので、ドーナツを5個買い込んでもぐもぐ食べながら、珈琲を飲んで、そしてまたシザーハンズを観ました。

休養度 ■■■■■■■□□□



プラン4 岡本太郎記念館で爆発
明日から普段通りの激務に戻るぞという日曜日。
なんだかまだ休みきれていないもやもやを感じつつも、やりたい事も特に見つからないという状態でした。そこでたまたま思いついたので岡本太郎記念館へ行く事にしました。

行程はぶっ飛ばして、岡本太郎記念館に着きます。

東京の土地勘が無いのでどこだという事をそれらしくは言えませんが、東京メトロの表参道駅を降りて、何分か裏路地を歩いて辿り着きました。
館内は撮影自由という事だったのですが、撮ったところで何の参考にする訳でもないので、心にしっかりと焼き付けるぞと意気込んで、特にアトリエの絵を何度も何度も観ました。
着いてから2時間くらい一人でぶつぶつ言いながら展示物を観ていたら、ちょうどいい時間になったので記念館を出ました。

見終わった時、僕はこうつぶやいています。
良い大人が使う表現とはとても思えません。
僕は芸術の事はよくわかりませんが、なんだかとても良い時間が過ごせたと思いました。

休養度 ■■■■■■■■■■
爆発度 ★★★★★(5つ星で満点です)



後から知って少し心残りだったことがあります。記念館から西麻布の方へ抜けると山種美術館というのがあるそうです。そして、そこには僕がずっと観たいと思っていた、速水御舟の「炎舞」という作品があるらしいのです。せっかく行ったのだから一緒に観られれば良かったのにと少し残念に思いました。


ともかく今回の超休養ですごくリフレッシュできました。またハードな仕事に戻ってもこれならばやっていけると思います。

今は
という感じです。
またしばらく全力で走りたいと思います。

2011年11月5日土曜日

ハロウィンのこと / 映画のこと

10月31日ハロウィンをしました。
2~3日前からtwitterで呼びかけをしたんだけど、反響はほとんどありませんでした。


当日、私はパンダの変装をして、同居人はドラキュラとかウサギとか、三輪昭弘の変装をしてとても面白かったです。

ハロウィンというのは子供が仮装をして、家を回り


“Trick or Treat” (お菓子をくれないと、いたずらしちゃうぞ)


というのが本場のやり方だと思いますが、今回の場合だと家で迎える側が変装していて、Trick も Treat もするという特殊な状態になっていました。


“Trick & Treat”


です。
ともかくハッピーなハロウィィーンだったので良かったです。




映画観る
最近、週一ペースでしっかりと映画が観れていて、とても心が豊かになっていると思います。
観たのはエドワードシザーハンズです。


ジョニーデップがたぶんまだ無名の頃に出た映画だと思うんだけど、非常に難しいキャラクターを演じていてとても良かったと思いました。そのつもりがなくても、周囲の人を傷つけてしまうというのは、たとえハンズがシザーズでなくてもありうることだと思いました。人は誰しもシザーズをもっているのだと思います。


かくかくしかじかあって、映画を2回見ました。最初の時は見逃していたんだけど、おばぁさんが、「雪の話をする」といったのが、なかなか重要な一言だったんだなと2回目に気づきました。(ネタバレにはなってないと思います。)


1回目に観たのはハロウィンの前夜だったので、ハロウィンの夜、パンダの格好をして得意げにエドワードの真似をしたけれども、あまりにわかりづらすぎてシュールな空気になってしまったのが残念でした。

2011年11月3日木曜日

いろいろ肩の荷が下りて、購買意欲が高まる

北京行きが終わり
帰国後控えていた、セミナー・講演会が終わり
半年くらいぶりに肩の荷が一時的に下りた。

ふと、冬物の服がパンツを中心にないことに気が付いた。



---回想---

母「見栄は張らなくてもいいけど、みすぼらしい服装はするな。」

----



すみませんでした。
ここ最近、冬物は着回しでどうにか乗り切ってきましたけど、ここはドーンと(実際にはちょびっと)買おうではないか。
とりあえず、靴とパンツを最低限買う。多少値が張ってもよい。



スニーカーが欲しい。
そして、目星をつけたのはこれだ。


コンバースのジャックパーセル。
実際、3年前位に黒のジャックパーセルを買って、履いていたわけだけどいつの間にか紛失した。
だから今回はちょっとどうかとも思うけど白のスニーカーにすることにした。


ちなみにコンバースの出しているスニーカーには大きく2種類

All Star と Jack Purcell がある。


ジャックパーセルはオールスターに比べると若干高いんだけど、生地の感じとか、クッションとかがオールスターより凝っている。だから履きやすいし、そして若干洒落ている。


白のスニーカーを買うにあたって、店員さんから防水スプレーをかけることを勧められた。汚れにくくなるのだそうだ(やだこの人商売上手)。

セールストークかどうかコンマ5秒ほど疑いながらも、「いや待て、普通に考えて水溶性の汚れは付きにくくなるか。」と2秒後に導きだし、防水スプレーも買った。


経年変化を楽しみたい。



パンツ
毎度お世話になっているGAP先生のところへ行ったら、コーデュロイの半端丈パンツが550円だったので即購入。毎度思うけど、こんな採算度がえしでいいのだろうか。


あと洒落おつセレクトショップで、チノののパンツを買いました。なにこれちょーオシャレ。




自分は洋服屋さんで店員さんに話しかけられるのがニガテなんですが、今回はおしゃれアイテムを見つけるために「なにこれ、ちょーオシャレ。」とつぶやいて(はたから見たらぶつぶつつぶやいて)いたので、今回は店員さんの猛攻には遭いませんでした。



なにこれちょー効果的。

2011年11月1日火曜日

燃え尽きたい

(一週間前に日記を書いていた訳ですが、北京編の投稿の合間に日記を挟みたくなかったので、今というタイミングになった訳です。)

学会が終わってとっとと真っ白に燃え尽きたかった訳ですが、そうは問屋が卸さないのが、この世界の厳しいところなのです。翌週にセミナーを2つ抱えていたのです。


終わってからの一週間は、毎日の負荷をいつもよりほんの少し減らして、少しずつ回復するという、仙人みたいな生活を続けました。


おかげで体力が少し回復して金曜は久しぶりの花金を満喫できました。



ガツマニア
金曜、前も行ったホルモン屋さんへ行って、いろいろ食べました。

豚ちゃんのおっぱいや小腸の一部であるマルチョウは美味く、ビールがすごく進みました。

ガツという部位は(恐らく腸 gutから)噛めば噛む程味が出る上に、コストパフォーマンスが素晴らしく高いという事で、思わず頼みまくってしまいました。

店員さん曰くひとテーブルで9人前程ガツが出ていたみたい。

ガツマニアや。




ニューシネマパラダイス観る
日曜日。すごく有名な映画で、名前も一度は聞いた事あるくらいなんだけど、まだ一度も観た事が無かったので観ました。



アルフレッドとトトの交流や、青年期の甘酸っぱさや、郷愁やとても多くのものが2時間半の間に凝縮されていました。全てが思い通りにはならない物語のほろ苦い部分を、印象的なバックグラウンドミュージックがマイルドにしてくれて、最終的には心地よく鑑賞できました。



北京へ行ってきたよ まとめ編

発表当日

前夜、ろくでもないものを見つけてしまった私でしたが、翌朝は問題なく起きることができました。
今まで何度も発表は経験してきましたが、いつまでたっても毎回ナーバスになって、発表前はほとんど食事が喉を通りません。
ただ今回はお粥が激ウマだったので、いつもよりは食が進みました。


日本人の観客数名、中国人の観客十数名、その他の研究者2名ほどに説明をして、発表を終えました。これからに残す課題がいくつも見つかりました。


まとめのまとめ

翌日、学会の全日程は終了しました。
最終日のplenary lectureではアリゾナ大の某H教授が発表をされていました。わたしはこの人の発表を聴いて、何かとてもこみ上げるものがありました
昆虫学の開祖のような人たちが居て、その方々の執筆した教科書を読んだ人が居て、またその人たちが教科書を書いて、それを私たちが読む、そんな脈々と続く研究の流れの中に身を置けることに幸せを感じました。


たぶんこの時私は涙目になっていたと思います。私は何も感じないときは、本当に何も感じませんが、感じるときはものすっごく感じます


さておき、その後自分は Best poster presentation award を頂いた訳ですが、この時はもう感じまくった後だったので、報われた気持ちだとか喜びは相対的に小さくなってしまって、けろっとして、ひょうひょうとした立ち振る舞いをしてしまいました。
外国の研究者には、これだからジャパニーズはと思われてしまったでしょう。あの時はもっと「ヤホー」とか叫ぶべきだったと思います。


夜、去年まで同じ場所で研究をしていた中国人の先輩と話しました。彼は中国の研究の環境を嘆いていました。
それは私にとって、とても意外な事でした。なぜなら最近有名な雑誌の著者には中国の研究者が軒を連ねているし、研究費もたくさん付いているので困ることなどないのではと思っていたからです。

彼が嘆くことには、研究としてどう面白いかというよりか、どう役に立つかばかりに重きが置かれており、彼がしたいことは必ずしも恩恵を受けられる対象にないのだそうです。成長の過程にある国で基礎研究よりも応用研究が研究されるというのはよくある事でしょう。


「日本のようになるまであと何年かかるだろうか。」
と彼は問いました。

「わからない。」
と私は答えました。


ぺーぺーの私にそもそもそんな事分からないし、予想もつきません。
中国には大国のマンパワーと資金力があります。おそらくあとはそこに住む人たちに研究の思考が広く染み渡れば自ずと研究の大国になるんでしょう(もう既になりつつありますが)。


そして日本はどうなるだろうかと少し不安になりました。この時研究に対する哲学的な事とかいろいろ考えました。そして答えは上手く出せませんでした。


答えを出すというか、うまく自分の中でまとめる為には、もっと膨大な時間が必要だし、その考えを補強する為に、虫の本だけじゃなくて、哲学の本とかいろいろと糧を必要とすると思いました。


あと他にもいろいろ考えた事がありましたが、それぞれが断片的で、それらを一つの考えに紡ぐだけの精神力と時間的余裕がありません。だからまたそれは思い出したときに書こうと思います。


まとまりのないまとめ編 終わり(無理矢理)
以上で北京シリーズは終わりです。


北京編は 出発編から始まります。

2011年10月29日土曜日

北京へ行ってきたよ 観光編パート2

続きです。

今回は夜の北京に繰り出した時の様子です。


夜タクシーで何とかという古い町へ

北京の夜は想像していたよりもずっと明るかったです。
タクシーも割増料金みたいなものは無くて、便利でした。



タクシーの中から“股骨”という文字に反応して写真を撮りました。



タクシーを降りて少し歩きました。
地元の人が普通に生活している雰囲気を体感できて嬉しかったです。
病院とか



その横で将棋をしているおじさんたちが居ます。
家の中でやれば良いと思いました。



町へ

夜中だというのに、若者を中心にまだ沢山人がいました。
町並みこそ古いですが、雰囲気的には日本の原宿のようだと思いました。



えらく古い看板があったりして、看板フェチの私には垂涎ものでした。



喉が乾いたので、道行く人が飲んでいるドリンクを買いました。
この店の看板には「トウモロコシの汁は売ってないですよー」と書いてあるらしいです。実際にはトウモロコシの汁を売っています。チャイニーズジョークでしょう。
理解不能なジョークに私の気分はひどく滅入ってしまいました。



とはいえジュースは買います。
調理風景を見ていると、どこからとも無く水が登場したりして、飲んだらおなかを壊すのではととても不安になりましたが、この時点で学会の日程は全て終了していたので意を決して飲んだのでした。(大丈夫でした)



尿意を催します。




トイレの中は至って普通ですが、大の方の絵柄がとても印象的でした。
間接的で、回りくどい表現を好む日本とは対照的ですね。


この後、タクシーを拾ってホテルに帰りました。


翌日故宮へ

移動は地下鉄を使いました。
2元でどこまで行けるのでとてもリーズナブルだと思いました。



天安門の辺りです。
テレビで見た事があります。天安門です。
天安門の前は地方から来た観光客が一杯居て、彼らは皆赤い帽子をかぶっているので、天安門前を赤い一軍がパッチ上にうごめいています。荘厳です。



公安はセグウェイみたいなかっこいい乗り物に乗っています。



チェアマンマオです。



門をくぐると
また門があります。


以前首里城を観た事がありましたが、その何十、何百倍の規模で思わず「チャイナ・・・」ともらしてしまいました。


門の屋根の両端には獣が並んでいます。

この獣の数は身分を表しているらしく、自分の身分相応の獣の数の門までしか入れなかったそうです。右は最高クラスの門で王と限られた人間しか入る事の出来ない場所で、獣が11(?) 居ます。


王の寝ていたところらしいです。



像ちゃん。



この後故宮の近くの王府井で少し買い物をして、飛行機に乗って帰りました。
もともと観光が目的で来た訳ではないのでしょうがないですが、まだまだ北京には素晴らしいところがあるみたいで、また行きたいと思いました。

そしてそのときにはもっと歴史を学んでから廻りたいと思います。
---観光編終了---


最終章 まとめ編

北京へ行ってきたよ 観光編パート1

前にも書いた通り期間中はほとんど缶詰状態だったので、ほとんど観光は行けるはずも無く実質1日程度しか外には出ていません。

そんなキツキツスケジュールだったけど、
万里の長城とか鳥の巣とか、よくわからない古い町並みだとか、故宮とかへ行けたので少し満足しました。


万里の長城

長城というだけあり、超長くて、超いっぱい人が居ます。
地方から来た観光客はみな赤い帽子をかぶっています (この記述を覚えておいてください)


何百メートルかに一度、屋根のある場所があります。
中から上を覗くとこんな感じで花が咲いていたりして、思わぬおしゃれスポットになっていたりします。


遥か先まで続いているので、果てまで行きたいとかそういう思いは全く沸きませんでした。疲れて帰りはロープウェイを使いました。
山肌に毛主席なんとかと書いてある
参道から駐車場までの間スペースには、土産物屋が乱立しています。
後から思った感想ですが、もしどうでもいいマグネットとか置物とかが買いたいんであればココで買うのがかなり安いと思います。

ただし、私は中国の方に値切りをお願いしたので良かったですが、最初かなり法外な値段を吹っかけられます。
例)初期 マグネット (40元) → 値切り後 マグネット (2個で15元)


おしゃれお兄さんがおしゃれな絵を描いたりしていて、おしゃれ感化されたりします。


鳥の巣

鳥の巣付近へ入るにはまずセキュリティーを突破せねばなりません。
無論、普通にしていれば捕まる人など居ません。


すると、前方にヤバいクリーチャーを見つけてしまいました。
噂には聞いていましたが、本当にいるとは。
ご覧ください。


目のところからうっすら中が見えるのがまた恐ろしいです。
この時私は完全にカモとしてロックオンされたらしく、500mほど付きまとわれます。
ちなみに付近にはこのタイプのクリーチャーの♂も居て、時折脱皮して中からおっさんが出てきて一服しているという戦慄の光景を見る事ができます。


そして鳥の巣へ
近くで凧をあげている人がいっぱいいます。そして凧を売っている人も居ます。

場内には謎のクリーチャーや凧を売っている人や、歌が驚く程美味くてでも腕の無い人や様々な人が居ます。社会保障が充実していないと(共産主義だから充実してるのか?)このように、どんな手を使っても生きてゆくんだなと、人間の力強さを感じるとともに、少し切なくなりました。



最後に

本当は観光編は一部で終わらせるつもりだったんですが、
思いのほか写真の枚数が多くてちょっと無理なので2部に分けます。

最後にトイレです。

こう見えてもなかなかハイテクな機能を完備しています。
ボットンでも水洗式でもなく泡式です。
ボタンを押すとひたすら泡が出てきます。ただそれによって泡と便とが混ざり合った、観るもおぞましい状態になっていて、ちょっと写真を撮るのはやめました。


パート2

2011年10月25日火曜日

北京へ行ってきたよ 食事編

さすが中国料理の本場だけあり、食材・調理法は非常に多様でした。
激ウマエビチリとか

ワンタンとか


麺であれば、すっぱ辛いスープだったり、


ジャージャー麺であったり

名も知らぬ麺であったり、味付けも非常に多様です。


肉料理も牛・豚・鶏・羊等を様々調理し、様々味付けしています。
とはいえ欧米の研究者に

“Everything tastes chili.”

と言わしめるほどにチリ味の占める割合が大きかったです。


中国料理を1週間近く食べ続けて思った

日本料理は中国料理と比べて、個々の食材の味や風味をとても大切にすると感じました。ざっくりとらえるのでネイティブの中国人には怒られそうですが、中国料理はいろいろを混ぜて最終的に美味くて、視覚的にも美しければOKというような印象を受けました。
一方日本料理は、あくまで最初の素材の風味が消えない程度に調味料を加えて、美味しく・美しく食べる感じがします。

なので、多分向こうの店員さんは親切でやってくれているんだと思うんですが、

「おいおい、そこでそれ入れ(足し)ちゃうんですか。」

みたいなもうすこし気を遣ってほしいと感じる場面がありました(言葉で表すのは難しいんですが)。
あぁ、日本人は食に対して結構神経質なんだな。




大抵はホテルに缶詰めだったけど

最後の1.5日ほどは、町へ出て食事ができました。
北京ダックを食べたり、
手際よくサッサとさばいていきます

ダックちゃん
中国風しゃぶしゃぶを食べたりしました。
日本と違って暖め方が非常に雑


要所要所でメラミン箸が出てきて、メラミン牛乳が頭をよぎりましたが、樹脂としての安定性は高かったはずだ(牛乳に混ぜるとかびっくりなんだけど)と言い聞かせました。



食事編まとめ


日本食と異なるところはあるし、基本脂っぽいけれども、医食同源が根幹にある料理だけあり、胃腸の弱い私でも一度もおなかを壊わしませんでした。そして何より美味い。



次回は観光編です。