2011年10月29日土曜日

北京へ行ってきたよ 観光編パート2

続きです。

今回は夜の北京に繰り出した時の様子です。


夜タクシーで何とかという古い町へ

北京の夜は想像していたよりもずっと明るかったです。
タクシーも割増料金みたいなものは無くて、便利でした。



タクシーの中から“股骨”という文字に反応して写真を撮りました。



タクシーを降りて少し歩きました。
地元の人が普通に生活している雰囲気を体感できて嬉しかったです。
病院とか



その横で将棋をしているおじさんたちが居ます。
家の中でやれば良いと思いました。



町へ

夜中だというのに、若者を中心にまだ沢山人がいました。
町並みこそ古いですが、雰囲気的には日本の原宿のようだと思いました。



えらく古い看板があったりして、看板フェチの私には垂涎ものでした。



喉が乾いたので、道行く人が飲んでいるドリンクを買いました。
この店の看板には「トウモロコシの汁は売ってないですよー」と書いてあるらしいです。実際にはトウモロコシの汁を売っています。チャイニーズジョークでしょう。
理解不能なジョークに私の気分はひどく滅入ってしまいました。



とはいえジュースは買います。
調理風景を見ていると、どこからとも無く水が登場したりして、飲んだらおなかを壊すのではととても不安になりましたが、この時点で学会の日程は全て終了していたので意を決して飲んだのでした。(大丈夫でした)



尿意を催します。




トイレの中は至って普通ですが、大の方の絵柄がとても印象的でした。
間接的で、回りくどい表現を好む日本とは対照的ですね。


この後、タクシーを拾ってホテルに帰りました。


翌日故宮へ

移動は地下鉄を使いました。
2元でどこまで行けるのでとてもリーズナブルだと思いました。



天安門の辺りです。
テレビで見た事があります。天安門です。
天安門の前は地方から来た観光客が一杯居て、彼らは皆赤い帽子をかぶっているので、天安門前を赤い一軍がパッチ上にうごめいています。荘厳です。



公安はセグウェイみたいなかっこいい乗り物に乗っています。



チェアマンマオです。



門をくぐると
また門があります。


以前首里城を観た事がありましたが、その何十、何百倍の規模で思わず「チャイナ・・・」ともらしてしまいました。


門の屋根の両端には獣が並んでいます。

この獣の数は身分を表しているらしく、自分の身分相応の獣の数の門までしか入れなかったそうです。右は最高クラスの門で王と限られた人間しか入る事の出来ない場所で、獣が11(?) 居ます。


王の寝ていたところらしいです。



像ちゃん。



この後故宮の近くの王府井で少し買い物をして、飛行機に乗って帰りました。
もともと観光が目的で来た訳ではないのでしょうがないですが、まだまだ北京には素晴らしいところがあるみたいで、また行きたいと思いました。

そしてそのときにはもっと歴史を学んでから廻りたいと思います。
---観光編終了---


最終章 まとめ編

北京へ行ってきたよ 観光編パート1

前にも書いた通り期間中はほとんど缶詰状態だったので、ほとんど観光は行けるはずも無く実質1日程度しか外には出ていません。

そんなキツキツスケジュールだったけど、
万里の長城とか鳥の巣とか、よくわからない古い町並みだとか、故宮とかへ行けたので少し満足しました。


万里の長城

長城というだけあり、超長くて、超いっぱい人が居ます。
地方から来た観光客はみな赤い帽子をかぶっています (この記述を覚えておいてください)


何百メートルかに一度、屋根のある場所があります。
中から上を覗くとこんな感じで花が咲いていたりして、思わぬおしゃれスポットになっていたりします。


遥か先まで続いているので、果てまで行きたいとかそういう思いは全く沸きませんでした。疲れて帰りはロープウェイを使いました。
山肌に毛主席なんとかと書いてある
参道から駐車場までの間スペースには、土産物屋が乱立しています。
後から思った感想ですが、もしどうでもいいマグネットとか置物とかが買いたいんであればココで買うのがかなり安いと思います。

ただし、私は中国の方に値切りをお願いしたので良かったですが、最初かなり法外な値段を吹っかけられます。
例)初期 マグネット (40元) → 値切り後 マグネット (2個で15元)


おしゃれお兄さんがおしゃれな絵を描いたりしていて、おしゃれ感化されたりします。


鳥の巣

鳥の巣付近へ入るにはまずセキュリティーを突破せねばなりません。
無論、普通にしていれば捕まる人など居ません。


すると、前方にヤバいクリーチャーを見つけてしまいました。
噂には聞いていましたが、本当にいるとは。
ご覧ください。


目のところからうっすら中が見えるのがまた恐ろしいです。
この時私は完全にカモとしてロックオンされたらしく、500mほど付きまとわれます。
ちなみに付近にはこのタイプのクリーチャーの♂も居て、時折脱皮して中からおっさんが出てきて一服しているという戦慄の光景を見る事ができます。


そして鳥の巣へ
近くで凧をあげている人がいっぱいいます。そして凧を売っている人も居ます。

場内には謎のクリーチャーや凧を売っている人や、歌が驚く程美味くてでも腕の無い人や様々な人が居ます。社会保障が充実していないと(共産主義だから充実してるのか?)このように、どんな手を使っても生きてゆくんだなと、人間の力強さを感じるとともに、少し切なくなりました。



最後に

本当は観光編は一部で終わらせるつもりだったんですが、
思いのほか写真の枚数が多くてちょっと無理なので2部に分けます。

最後にトイレです。

こう見えてもなかなかハイテクな機能を完備しています。
ボットンでも水洗式でもなく泡式です。
ボタンを押すとひたすら泡が出てきます。ただそれによって泡と便とが混ざり合った、観るもおぞましい状態になっていて、ちょっと写真を撮るのはやめました。


パート2

2011年10月25日火曜日

北京へ行ってきたよ 食事編

さすが中国料理の本場だけあり、食材・調理法は非常に多様でした。
激ウマエビチリとか

ワンタンとか


麺であれば、すっぱ辛いスープだったり、


ジャージャー麺であったり

名も知らぬ麺であったり、味付けも非常に多様です。


肉料理も牛・豚・鶏・羊等を様々調理し、様々味付けしています。
とはいえ欧米の研究者に

“Everything tastes chili.”

と言わしめるほどにチリ味の占める割合が大きかったです。


中国料理を1週間近く食べ続けて思った

日本料理は中国料理と比べて、個々の食材の味や風味をとても大切にすると感じました。ざっくりとらえるのでネイティブの中国人には怒られそうですが、中国料理はいろいろを混ぜて最終的に美味くて、視覚的にも美しければOKというような印象を受けました。
一方日本料理は、あくまで最初の素材の風味が消えない程度に調味料を加えて、美味しく・美しく食べる感じがします。

なので、多分向こうの店員さんは親切でやってくれているんだと思うんですが、

「おいおい、そこでそれ入れ(足し)ちゃうんですか。」

みたいなもうすこし気を遣ってほしいと感じる場面がありました(言葉で表すのは難しいんですが)。
あぁ、日本人は食に対して結構神経質なんだな。




大抵はホテルに缶詰めだったけど

最後の1.5日ほどは、町へ出て食事ができました。
北京ダックを食べたり、
手際よくサッサとさばいていきます

ダックちゃん
中国風しゃぶしゃぶを食べたりしました。
日本と違って暖め方が非常に雑


要所要所でメラミン箸が出てきて、メラミン牛乳が頭をよぎりましたが、樹脂としての安定性は高かったはずだ(牛乳に混ぜるとかびっくりなんだけど)と言い聞かせました。



食事編まとめ


日本食と異なるところはあるし、基本脂っぽいけれども、医食同源が根幹にある料理だけあり、胃腸の弱い私でも一度もおなかを壊わしませんでした。そして何より美味い。



次回は観光編です。

2011年10月21日金曜日

北京へ行ってきたよ 発表前夜編

学会発表や講演会、ポスター発表などこれまで様々な場で発表をしてきた。
毎回毎回、前日夜には発表の原稿(これは有ったり無かったりするけれども)とにらめっこし、頭の中で質問に対する返答などをイメージする。


小学校の時、担任の先生が言っていた。
「一流のスポーツ選手はイメージトレーニングが上手い。試合前に良いイメージを持って、心を落ち着けて試合に臨むんだ。」



小・中・高、そして大学。
ほとんどスポーツとは無縁の私であったが、今ならその気持ちがわかる。



高校の時、卓球部の先輩が言っていた。
「一流のスポーツ選手は試合前には禁欲する。さまざまな、さまざまな欲求をコントロールして勝ちという意識に昇華させるのだ。」



小・中・高、そして大学。
おおよそ薄汚い欲望の塊であった私も、今ならその気持ちがわかる。


一瞬の発表の為に、最高のために、気分を集中させるのだ。
この日の為、北京の楽しい夜もお酒を飲まずに耐えてきた。

飲むのはよくわからない、椰子汁である。

中国の方に美味しいと言われたから飲んだけれども
そもそも、ココナツ系がそんなに好きではないのだ。


ともかく、発表に対してよいイメージを持つ事が出来たのだ。


明日は早いから寝よう。と思い立つもののふと、目覚ましがない事に気付く。
そういえば、今朝は危うく寝坊するところだったのであった。


いつもは携帯を使うが、電源を入れると料金とかが大変な事になりそうなので、どうしようかと悩む。もしや、日本のホテルのようにいろいろいじくったら、どこかしらのアラームを鳴らす事が出来るんじゃないだろうか。


私はありとあらゆる引き出しやら、説明書やらを端から探した。





探した。





探した。





そして、全く関係のないものを見つけた。


こ、こ、これは・・・何だ。
コ、コ・・・。あれに違いない・・・。

「孕」という漢字がやけにリアルな、謎のアイテムを見つけてしまった。
せっかくプラスのイメージに意識を集中させていたのに、また暗黒面へ突き落とされてしまった。


なんて大きいサイズなんだという疑問に始まり
シングルで頼んだはずなのにツインになってる事は何故か
4つ星ホテルってどういう事か
など恐らく考え過ぎであろうという事まで思いを巡らせた。



そして30分後、もうどうでも良くなって寝た。
(結局、携帯電話を目覚ましに使いました。)



次回以降はしばらく番外として食事編観光編をお送りします。

2011年10月20日木曜日

北京へ行ってきたよ 学会参加編

学会へ行くと自分のボスは親しげに欧米の研究者たちと握手を始めました。
私も少し自己紹介をしながら、自分が


圧倒的に、コミュ力が不足してる


と感じました。大事なのでもう一度言いますが、


圧倒的コミュ力不足


です。
これは非常に致命的なのですが、付け焼き刃でどうにかなる問題ではないので、今回はあまり考えない事にします。


学会の朝はとても早いです。
朝一のセッションは8時開始なので、6時には起きて
シャワーを浴びて、7時に朝食を食べます。

ご飯は油っぽいですが、基本的に美味いです。


お粥は劇的に美味いのですが、味が薄いので搾菜を入れたりします。
そうするとこれまた劇的に美味くなります。


席は流動的で、隣に大先生が座ったりします。
無論、コミュ力・英語力ともに不足している私は、
相づちのバリエーションを何種類か駆使し乗り切る事となります。

まじでコミュ力は大切です。


昼前

別々のセッションに居た同僚を、お昼に一緒に行く為に待っていました。
するとチベット出身のかわゆい女の子が写真を一緒に撮ろうと誘ってくれました。

見た目日本人にとても似ていて、最初は気付きませんでした。

この時僕は携帯を落としていました。でも女の子がかわゆかったので、そんな事には気付きませんでした。この事は後で少し面倒な事になりましたが、最終的には携帯は私の元へ戻ってきました。ノープロブレムです。


女の子はこの時撮った写真を後でメールで送ってくれると言っていたのですが、まだ音沙汰がありません。

待ってるなう


北京に行ってきたよ 発表前夜編に続きます。

2011年10月19日水曜日

北京へ行ってきたよ 出発編

先日1週間程、研究発表のため北京へ行ってきました。
旅立つ前日まで昆虫標本の展示をやっていたりして、
とても忙しくてもうどうにかなりそうだったけど、乗り切りました。

旅立つ前日になっても、発表の為の英文とか旅行の為の荷物の詰め作業が全然終わらなくてとても困ったのだけれど、何とか出発にこぎ着けました。


海外は初めてではないけれど、北京に向かうバスや飛行機の中でいろいろ考えました。
外国を意味する言葉が「海外」という事から、日本が島国である事を再認識したり
機内食のチキンうどんくそまずいなと心の中でつぶやいたり
窓の外の陸地がどこの国なのか妄想しました。




中国の土地を踏む
ガラス張りの空港の外に砂埃みたいなものが舞っていて視界が悪いのが印象的でした。
この中にヤバい化学物質とか、放射線物質とか、中国4千年の歴史だとかが詰まっていると想像したら、思わずニヤニヤしてしまいました。
胃腸の弱い私は確実に逝くだろうと覚悟を決めました。

空港の天井


良心の塊みたいな私は、当然のようにすっと入国を突破し
法律的にも中国の土地へ足を踏み入れました。




北京へ
北京国際空港から北京の市内まではタクシーで移動しました。
タクシー 車種はワーゲンとかヒュンダイが多い


道中ポプラによく似た木が沢山植わっていて、どれも葉は砂で汚れていました。
その他の木々も日本で見られるものとよく似ていて、景色は日本の片田舎とてもよく似ていたと思います。

タクシーで市街までは100元くらい (約1000円) でした。
運転手さんは映画のTaxiみたいに車と車をすり抜けるように運転していって
思わずニヤニヤしてしまいました。



この日僕はずっとニヤニヤしていました。
見るもの全てが新しいのと同時に、今まで頭の中でしか体験した事の無かった中国がそこにあったからです。


次回、北京に行ってきたよ 学会参加編 に続きます。

2011年10月8日土曜日

標本展示、思い出すこの感じ(韻踏んでる)

久しぶりに、7~8年ぶりに、昆虫標本の展示をした。
小・中学生の時、自分の担当じゃないのに、
ずっと自分の標本の前に居て、解説していたときの事を思い出した。



自分はただいろいろな虫をコレクションするだけじゃなくて、
すごく綺麗な蛾とか、珍しい虫とかを見せびらかしたり、
擬態とか、面白い虫の行動とかを伝えたりとかそういう事が楽しかったんだなって今になって気付いた。



今回展示した標本には、自分が小学生の時に採ったようなとても古いものもあって、当時はすごく満足していたんだけど、今となるともっとクオリティを高めないと恥ずかしいなと思う。


具体的には...

----込み入った話---
確かに珍しい種の標本はいくつもあるんだけど、その珍しさを際立たせる為には、それほど珍しくない近縁の種の標本とかもあるとより標本箱全体の質が高まると思った。
展翅の技術については、小学校の時の標本をまだ並べられるという事からも分かる通り、それなりのレベルのよう。これからも標本を作るからには(虫を殺すからには)もてる限りの技量を尽くして、綺麗な状態を永劫保てるようにするというこれまで続けてきたポリシーを守る。
標本のラベルについては、これまでのものでも十分必要な情報は備えているが、やはりきちんとした機関に身を置く人間としては、英語できちんとタイプしたものを使った方がより格調高く仕上げる事が出来ると思う。
またこれは標本の作製技術とは直接関係がないが、ある程度分類群が統一された標本箱を作る為に、採集の際に分類を意識すると尚良いし、その為に昆虫の分類学をもっと勉強せねばならない。
-------------

とか。



また今後は是非、ミクロレピの展翅に挑戦したいと思う。

2011年10月7日金曜日

ロングマンと呼ばれて...

かっこいいとかスレンダーだとか、頭がいいとか、
太ってるとか、色白とか、
人を形容出来る言葉はこの世に沢山ある。

しかしながら、数多の人あれど「長い」
と形容されるのは私くらいなものだろう。


では「長い人」について解説する。
ちなみに長い人は背の高い人の一部である。
長い人は背の高い人の部分集合である。
つまりこう書く事が出来る。

長い人 ⊆ 背の高い人



長い人に対する考察
背が高く、極端に痩せている場合、
「背が高いね。」というよりも
「おっ...。長いね。」という方がしっくり来るのだろう。



遠くからある人物Aを見た時、
Aの背が十分に高く、また体格も十分に良い場合、
Aは体格のいい人(かっこいい)人として認識されるのだ(モテる)。

一方、Aの背が十分に高く、極端に痩せている場合、
Aは遠くからだと小柄な人として認識される。
しかし、近くまで寄ると、
(.....。お、背高いぜ。長いぜ、しかし。)
という風になるのである。



まぁ、このようにこれまでは「長い人」と言われても何ら良い事はなかった訳であるが、今日中国人から新しい解釈を与えられた。


長い人 = long man


の発音は、中国語の


マン = 浪漫


とそっくりらしい。
だから、長い人というのはロマンチストなんだと。

ハッハー。そういう事だったのか。




理解。


---- 追記 11/10/07, 0:51----
かなり疲れているんだと思います。

2011年10月4日火曜日

自分が思うのとは別の方向に、しかし良い方向に、事が加速して進んでいる


講演会の依頼とか、中〜大学生の合同研究発表会の準備依頼とかが舞い込んだ。
ふとしたところで、自分が昔書いた研究の報告書が目に留まってそういうお声がかかったらしい。
そういうのは普段話せない人たちと話せるから、どちらかと言えば良い知らせだ。

自分がやりたいことを成し遂げる為に、日々精進している訳だけど、
自分が特に望んでいる訳ではない (ネガティブな意味は無くて)、
それとはまた別の物事が連鎖して自分に訪れている。

こういうチャンスの連鎖は無駄にしたくないし、
最終的には何らかの形で自分が本当にやりたい仕事にも便益をもたらすんじゃないかと思ってる。


なんか辛いやつ貰う


麻辣牛肉干
まぁ、見るからに辛そうな訳だが。

中国四川省のお土産だとかなんとか。
中国人が辛いって言ってくれたから、
本当に辛いんだろうなと思って食べたけど、




本当に辛かったよ。

2011年10月2日日曜日

高校生と話したり、美容院へ行ったり

DK (男子高校生) 話す

いま、高校生の研究指導をしている。
どうも研究に行き詰まっているというか、上手く始められないらしい。

私も中学時代や高校時代、科学部だったから、
どういう風に研究したら良いか分からなかったりだとか
目的の現象を捉える為に、どのように現象を分解して分析すれば良いか分からなくて、
全くどうすれば良いか分からないという気持ちは痛い程分かる。

結局3時間程、

・実験目的は何か
・実験の設計は仮説の検証にあっているか
・結果から得られる事実は何か

ディスカッションした。
明日から何をすれば良いか分かったと、最後は笑顔で帰って行った。

注意せねば行けないのは、初学者のそういう


実験楽しそう、わくわく


という気持ちは、簡単に消える。
怠惰というのは非常に手強い。という事だ。
彼はまだ自分で手を動かして実験をして、結果を得るという禁断の果実を手にしていない。まだジャンキーではない。


ジャンキーという言い方は悪いが、一応私が給料をもらってやろうとしている事は、未来の研究者育成 (ジャンキー養成) なので頑張って、このわくわくをよいしょよいしょさせないといけない。


髪切る

来週、中国へ行くので、その前に髪を切った。
全体的に軽くしたり、前髪を切ってもらった。

美容師さん曰く、



中国か、前髪パッツンじゃないとなめられちゃうよ。



意味不明。


結局、押しに負け、パッツンになった。
でこギリギリまでやりたかったらしいが、
最後の一線は死守した。



中国って恐いところなんですね。



  • 彭 飛
  • 発売日 : 2001/04
  • 出版社/メーカー : DHC

心地よい達成感、からの

昨日の夕方から、今日の朝3時くらいまで展示会に向けた標本の整理をしていた。


こういう標本の整理は久しぶりで
十数年前の標本を観て、


これは11歳の頃とった虫だ。 とか
これは中学の時とった。 とか
この虫の事を卒業文集に書いた。とか


そういえばそんな昔から、むしむしほざいていたのか、俺は
となんだか不思議な気持ちになった。


自分は結局、大きなドイツ箱6箱分ほどの虫を、
針を抜き差ししながら配列していった。

おかげで指先がとても痛い

この作業、これまでは一人でしかやったことがなかったが、
今回初めて、色々な人と一緒にやった。

この共同作業により明らかになったことは、



自分の配列のスピード、整列テクニックは驚異的らしい。
(まるでpttの複数選択、中央揃えと見紛うほどらしい)


という事だ。
これは是非、履歴書に書きたい。


と、日記を書いたのだが、
今日はまだ始まったばかりだ。

13時からのアポイントメントとか、
18時から美容院に行きたかったりだとか、

やりたいこと目白押しだ。

そのためにも、寝る。

2011年10月1日土曜日

才能うんぬんの前に、「やらない」という選択をしてしまう事はとても残念な事だ

ここまで生きてくると、
才能に恵まれた人だとか、
すごく努力を積み重ねた人だとか、
様々な力量を持った人に出会う。


とはいえ最近思うのは、ごく普通に生きて行く上で使う多くスキルは、
巧拙の差はあれど、多くの場合やれば出来るんではないかと思う。


物理的な制約 (時間とか) で出来なかったり、
いっそ自分は別の事に力を注いで、やれる人にやってもらったり (アウトソーシング的な) するので、だんだん専門性というやつが出てきたりする。
まぁ、そこまで考えて「やらない」という事を選択するのは理解できる。


何かを選択する代わりに、何かを「やらない」事で選択した方を磨くというんでもない、
なんというか単に無気力なだけなんじゃないかというような雰囲気の中にいると、
なんだか自分も無気力の渦の中に飲み込まれて行ってしまいそうで恐い。


やってみたら面白いかもしれないし、実は天才的な才能があるかもしれないのに、その前に、「やらない」という選択をしてしまう事はとても残念な事だと思う。


※上手く言い得ていないので、後日加筆する。