2011年11月30日水曜日

やたらな事は言うもんじゃない

前回、英語で書きたいとか言ったけど
撤回する事にしました。

・余力が無いのと
・恥ずかしくなった

事が理由です。
英語で日記書く前に、目の前に積まれているデータを論文にする事が先でした。
イカンイカン。


でも何かのタイミングで挑戦したいとは思っています。いつか。



研究費の申請書
研究をする上で、実験をしたり、論文を書いたりすることと同じくらい重要な事があります。
それは、研究費の獲得です。
お金がなくては研究が出来ません。


No Money, No Science です。


というわけで自分はまだポストを持つ存在ではないですが
民間の研究費に応募する事にしました。


すごいねと言う人が居ますが、単純にこのままだと海外とか国内の学会の旅費を自費でまかなわないとかもしれないので、必死で書いたのです。


先生が科研費とかいっぱいお金持ってる部屋は、素直に甘えたら良いと思うよ。


というわけで今日までで申請書を書き終えて送付しました。

これまでも何度か研究費申請の書類は書きましたが、毎回書く度に

「ほうほう、こうするといいのね。」

という事があって勉強になります。


自分はやった事無いけど、就活のエントリーシートとかもこうやって自分のしたい事としてきた事を体系的に述べて、そこからこうしたいからここで働きたいとか、順序立てて書くんだろうなと感じました。


つまり研究費の申請書とは研究者のエントリーシート的なものなんでしょうか。
研究費の獲得まではいかなくても、面接までいけたら良いなと思っています。


2011年11月24日木曜日

英語でも書く

最近はとても忙しいです。
師走になったらもっと忙しくなるんじゃないかって想像すると、少しわくわくして、そしてすこし気持ちが悪くなります。

先の色々の事をいっぺんに考えようとすると、どきどきして少し気持ち悪くなるのは昔からの癖なんだけど、昔と比べたらはるかにどきどきするにいたる閾値が上がっています。

大人になるという事はこうやって少しずつ鈍感になっていくことなのかもしれません。
なら、どきどきして気持ち悪くなったりするのはすこしださいんだけど、それはそれでいいんじゃないかとも思ったりします。



英語でも書く
次回からは、本文を英語でも書きたいです。
理由は、ロシアやアメリカからこの日記へのアクセスが半端ないからです。
小さな島国の虫やろうの小言を、遠くの誰かが読んでるのかもしれないと考えたら胸が熱くなります。

目的はあと一つあって、日常会話くらいの文章がすぐに頭に浮かぶようになれば、もう少し外国勢とのコミュニケーションがうまく取れるんではないかたくらんでいます。


ぬぬぬ ←自分の中で流行ってます。

2011年11月16日水曜日

デザイン / 珈琲 / 恋愛 / パンク / 論文読むとか

日記が滞っているときは忙しい時。

ブログのデザインを練る
自分がすんでいるシェアハウスのブログと本ブログのデザインを検討した。
シェアハウスの方は土日にちゃちゃっと作ってあっぷした。なかなかグロい。
本ブログの方は途中まで作ったけど忙しいから、2週間は出来上がらない予定。

珈琲
最近飲んでいて気に入っている、ニカラグア産のコーヒー豆を200g購入した。
この豆は酸味が強いんだけど、えぐみが少なくて香りが良くてすごくお気に入り。

恋愛
外国勢と恋愛の話をした。
ある女性の彼氏は日本人ではないけど、とても良い奴だと思った(会った事無いけど)。
いやじぶんバイじゃないけどすごく良い奴だと思った。good guyだと思った。

どこの国でも乙女は乙女だしgood guyはgood guyだと思いました。
したたかに生きるよりも正直に、心地よい信頼関係の中で生きていきたいものです。


パンク
研究所へ行って帰る時、後輪がパンクしていて萎えました。
近くの自転車屋さんで直してもらって帰りました。

論文読む
先週の水曜辺りからreviewを読み始めて、あと2ページくらいで終わる。
最近は程よいスピードで、程よく理解できて心地よい。


あと2週間くらいは申請書作りに神経を集中。

2011年11月10日木曜日

「ラ行」をコンプリートしたい

今日はたまたま研究を発表する機会に恵まれて、研究を発表したり女子高生とお話ししたりした。それはそれで、なかなか有意義で良かったんだけど、思いのほか疲れてしまった。


ラ行
私には中国人の「羅(ラ)」さんという友人が居る。
あまり親密ではないが、羅さんの友達の「李(リ)」さんとも顔見知りである。


もう勘の良い人は、またどうでも良い事を考えてとお思いだろう。


先日中国のガールからメールが来た事を書いたが、彼女の名前は「鲁(ル)」さんらしい。

(リーチや。)



あとレさんとロさんと知り合いになったらラ行の人全員と知り合いという事なる。
これは是非お知り合いになりたい。



などとどうでも良い事を考えています。

2011年11月8日火曜日

中国のガールからメールがクルー

北京へ行ってきたよ 学会参加編でチベットの女の子と写真を撮ったことを書きました。
もう連絡が来ることはないだろうと、意気消沈していたんですが、今日メールが届きました。


ヤホー


メールには写真が添付されていました。
僕の鼻の下は多分伸びていて、我ながら情けないと思いました。

やっぱりいくら心はウキウキでも、紳士のように振る舞うべきだと思います。
エロ紳士を目指したいと思いました。



おでん食べる
今日家に帰ると、同居人がおでんを作ってくれていて、それを食べました。
とてもおいしかったです。今日のように寒い日は、やはりおでんが恋しくなります。


そういえば今日は立冬でした。

2011年11月7日月曜日

超休んで、そして爆発した

祝日の前、私はこう宣言しました。



ずっと働きづめだったのもありますが、この前北京へ行ったときのこととか、日々の中で感じたことについて一度ゆっくり思考する時間が必要だと思ったからです。

またこれまでは研究一本でやるというより、異なるプロジェクトなど掛け持ちして、どちらかと言えばマルチに行動してきました。

それに対して

「マルチに活躍するのも大事だけど、実験に集中できるのは若い人の特権だよ。年をとればいろいろな雑務で結局マルチにやらざるを得ないから。」

とボスからアドバイスを頂いて、なるほど(!)と思ったのもきっかけのひとつであります。



というわけで
明日からまたクリエイティブな仕事ができるよう、且つ又、激務に耐えられるよう、ここいらで超回復しようというのが今回の超休養の目的であります。




プラン1 ジャズ喫茶で回復

前々から行きたいジャズ喫茶がありました。
何でもアヴァンギャルドという超高いアンプでジャズを聴きながら、超美味いコーヒーを飲めるらしいのです。

詳しいことはサイトを観てください。
http://www1.ocn.ne.jp/~omega/access.html


これは回復にうってつけだと、ルートを調べて見ると15キロくらい。サイクリングがてら自転車で行くとしたら距離的にもぴったり。

ところが、思っていたより遠くかつやっていないという残念な結果でした。



思わずぐぇーというキモいリアクションをとってしまいました。
天気は良くて、サイクリングには絶好だったので、少し休養ができました。

休養度 ■□□□□□□□□□



プラン2 カラオケで回復

カラオケで熱唱というのは、ありきたりな回復法ですが、ここは正攻法で攻めたいと思います。
のどがすこぶる弱い私は、せいぜい2時間くらい歌うのが限界なのでフリータイムとか高校生みたいな事はしません。


恥ずかしいので何を歌ったとか詳しいことは書きませんが、うろ覚えで歌った「津軽海峡冬景色」がとても歌いやすくて、ストレス発散になりました。


これからは津軽海峡冬景色を十八番に入れていきたいと思いました。

休養度 ■■■■□□□□□□



プラン3 ドーナツとコーヒーで回復

ミスタードーナツがなんと半額らしかったので、ドーナツを5個買い込んでもぐもぐ食べながら、珈琲を飲んで、そしてまたシザーハンズを観ました。

休養度 ■■■■■■■□□□



プラン4 岡本太郎記念館で爆発
明日から普段通りの激務に戻るぞという日曜日。
なんだかまだ休みきれていないもやもやを感じつつも、やりたい事も特に見つからないという状態でした。そこでたまたま思いついたので岡本太郎記念館へ行く事にしました。

行程はぶっ飛ばして、岡本太郎記念館に着きます。

東京の土地勘が無いのでどこだという事をそれらしくは言えませんが、東京メトロの表参道駅を降りて、何分か裏路地を歩いて辿り着きました。
館内は撮影自由という事だったのですが、撮ったところで何の参考にする訳でもないので、心にしっかりと焼き付けるぞと意気込んで、特にアトリエの絵を何度も何度も観ました。
着いてから2時間くらい一人でぶつぶつ言いながら展示物を観ていたら、ちょうどいい時間になったので記念館を出ました。

見終わった時、僕はこうつぶやいています。
良い大人が使う表現とはとても思えません。
僕は芸術の事はよくわかりませんが、なんだかとても良い時間が過ごせたと思いました。

休養度 ■■■■■■■■■■
爆発度 ★★★★★(5つ星で満点です)



後から知って少し心残りだったことがあります。記念館から西麻布の方へ抜けると山種美術館というのがあるそうです。そして、そこには僕がずっと観たいと思っていた、速水御舟の「炎舞」という作品があるらしいのです。せっかく行ったのだから一緒に観られれば良かったのにと少し残念に思いました。


ともかく今回の超休養ですごくリフレッシュできました。またハードな仕事に戻ってもこれならばやっていけると思います。

今は
という感じです。
またしばらく全力で走りたいと思います。

2011年11月5日土曜日

ハロウィンのこと / 映画のこと

10月31日ハロウィンをしました。
2~3日前からtwitterで呼びかけをしたんだけど、反響はほとんどありませんでした。


当日、私はパンダの変装をして、同居人はドラキュラとかウサギとか、三輪昭弘の変装をしてとても面白かったです。

ハロウィンというのは子供が仮装をして、家を回り


“Trick or Treat” (お菓子をくれないと、いたずらしちゃうぞ)


というのが本場のやり方だと思いますが、今回の場合だと家で迎える側が変装していて、Trick も Treat もするという特殊な状態になっていました。


“Trick & Treat”


です。
ともかくハッピーなハロウィィーンだったので良かったです。




映画観る
最近、週一ペースでしっかりと映画が観れていて、とても心が豊かになっていると思います。
観たのはエドワードシザーハンズです。


ジョニーデップがたぶんまだ無名の頃に出た映画だと思うんだけど、非常に難しいキャラクターを演じていてとても良かったと思いました。そのつもりがなくても、周囲の人を傷つけてしまうというのは、たとえハンズがシザーズでなくてもありうることだと思いました。人は誰しもシザーズをもっているのだと思います。


かくかくしかじかあって、映画を2回見ました。最初の時は見逃していたんだけど、おばぁさんが、「雪の話をする」といったのが、なかなか重要な一言だったんだなと2回目に気づきました。(ネタバレにはなってないと思います。)


1回目に観たのはハロウィンの前夜だったので、ハロウィンの夜、パンダの格好をして得意げにエドワードの真似をしたけれども、あまりにわかりづらすぎてシュールな空気になってしまったのが残念でした。

2011年11月3日木曜日

いろいろ肩の荷が下りて、購買意欲が高まる

北京行きが終わり
帰国後控えていた、セミナー・講演会が終わり
半年くらいぶりに肩の荷が一時的に下りた。

ふと、冬物の服がパンツを中心にないことに気が付いた。



---回想---

母「見栄は張らなくてもいいけど、みすぼらしい服装はするな。」

----



すみませんでした。
ここ最近、冬物は着回しでどうにか乗り切ってきましたけど、ここはドーンと(実際にはちょびっと)買おうではないか。
とりあえず、靴とパンツを最低限買う。多少値が張ってもよい。



スニーカーが欲しい。
そして、目星をつけたのはこれだ。


コンバースのジャックパーセル。
実際、3年前位に黒のジャックパーセルを買って、履いていたわけだけどいつの間にか紛失した。
だから今回はちょっとどうかとも思うけど白のスニーカーにすることにした。


ちなみにコンバースの出しているスニーカーには大きく2種類

All Star と Jack Purcell がある。


ジャックパーセルはオールスターに比べると若干高いんだけど、生地の感じとか、クッションとかがオールスターより凝っている。だから履きやすいし、そして若干洒落ている。


白のスニーカーを買うにあたって、店員さんから防水スプレーをかけることを勧められた。汚れにくくなるのだそうだ(やだこの人商売上手)。

セールストークかどうかコンマ5秒ほど疑いながらも、「いや待て、普通に考えて水溶性の汚れは付きにくくなるか。」と2秒後に導きだし、防水スプレーも買った。


経年変化を楽しみたい。



パンツ
毎度お世話になっているGAP先生のところへ行ったら、コーデュロイの半端丈パンツが550円だったので即購入。毎度思うけど、こんな採算度がえしでいいのだろうか。


あと洒落おつセレクトショップで、チノののパンツを買いました。なにこれちょーオシャレ。




自分は洋服屋さんで店員さんに話しかけられるのがニガテなんですが、今回はおしゃれアイテムを見つけるために「なにこれ、ちょーオシャレ。」とつぶやいて(はたから見たらぶつぶつつぶやいて)いたので、今回は店員さんの猛攻には遭いませんでした。



なにこれちょー効果的。

2011年11月1日火曜日

燃え尽きたい

(一週間前に日記を書いていた訳ですが、北京編の投稿の合間に日記を挟みたくなかったので、今というタイミングになった訳です。)

学会が終わってとっとと真っ白に燃え尽きたかった訳ですが、そうは問屋が卸さないのが、この世界の厳しいところなのです。翌週にセミナーを2つ抱えていたのです。


終わってからの一週間は、毎日の負荷をいつもよりほんの少し減らして、少しずつ回復するという、仙人みたいな生活を続けました。


おかげで体力が少し回復して金曜は久しぶりの花金を満喫できました。



ガツマニア
金曜、前も行ったホルモン屋さんへ行って、いろいろ食べました。

豚ちゃんのおっぱいや小腸の一部であるマルチョウは美味く、ビールがすごく進みました。

ガツという部位は(恐らく腸 gutから)噛めば噛む程味が出る上に、コストパフォーマンスが素晴らしく高いという事で、思わず頼みまくってしまいました。

店員さん曰くひとテーブルで9人前程ガツが出ていたみたい。

ガツマニアや。




ニューシネマパラダイス観る
日曜日。すごく有名な映画で、名前も一度は聞いた事あるくらいなんだけど、まだ一度も観た事が無かったので観ました。



アルフレッドとトトの交流や、青年期の甘酸っぱさや、郷愁やとても多くのものが2時間半の間に凝縮されていました。全てが思い通りにはならない物語のほろ苦い部分を、印象的なバックグラウンドミュージックがマイルドにしてくれて、最終的には心地よく鑑賞できました。



北京へ行ってきたよ まとめ編

発表当日

前夜、ろくでもないものを見つけてしまった私でしたが、翌朝は問題なく起きることができました。
今まで何度も発表は経験してきましたが、いつまでたっても毎回ナーバスになって、発表前はほとんど食事が喉を通りません。
ただ今回はお粥が激ウマだったので、いつもよりは食が進みました。


日本人の観客数名、中国人の観客十数名、その他の研究者2名ほどに説明をして、発表を終えました。これからに残す課題がいくつも見つかりました。


まとめのまとめ

翌日、学会の全日程は終了しました。
最終日のplenary lectureではアリゾナ大の某H教授が発表をされていました。わたしはこの人の発表を聴いて、何かとてもこみ上げるものがありました
昆虫学の開祖のような人たちが居て、その方々の執筆した教科書を読んだ人が居て、またその人たちが教科書を書いて、それを私たちが読む、そんな脈々と続く研究の流れの中に身を置けることに幸せを感じました。


たぶんこの時私は涙目になっていたと思います。私は何も感じないときは、本当に何も感じませんが、感じるときはものすっごく感じます


さておき、その後自分は Best poster presentation award を頂いた訳ですが、この時はもう感じまくった後だったので、報われた気持ちだとか喜びは相対的に小さくなってしまって、けろっとして、ひょうひょうとした立ち振る舞いをしてしまいました。
外国の研究者には、これだからジャパニーズはと思われてしまったでしょう。あの時はもっと「ヤホー」とか叫ぶべきだったと思います。


夜、去年まで同じ場所で研究をしていた中国人の先輩と話しました。彼は中国の研究の環境を嘆いていました。
それは私にとって、とても意外な事でした。なぜなら最近有名な雑誌の著者には中国の研究者が軒を連ねているし、研究費もたくさん付いているので困ることなどないのではと思っていたからです。

彼が嘆くことには、研究としてどう面白いかというよりか、どう役に立つかばかりに重きが置かれており、彼がしたいことは必ずしも恩恵を受けられる対象にないのだそうです。成長の過程にある国で基礎研究よりも応用研究が研究されるというのはよくある事でしょう。


「日本のようになるまであと何年かかるだろうか。」
と彼は問いました。

「わからない。」
と私は答えました。


ぺーぺーの私にそもそもそんな事分からないし、予想もつきません。
中国には大国のマンパワーと資金力があります。おそらくあとはそこに住む人たちに研究の思考が広く染み渡れば自ずと研究の大国になるんでしょう(もう既になりつつありますが)。


そして日本はどうなるだろうかと少し不安になりました。この時研究に対する哲学的な事とかいろいろ考えました。そして答えは上手く出せませんでした。


答えを出すというか、うまく自分の中でまとめる為には、もっと膨大な時間が必要だし、その考えを補強する為に、虫の本だけじゃなくて、哲学の本とかいろいろと糧を必要とすると思いました。


あと他にもいろいろ考えた事がありましたが、それぞれが断片的で、それらを一つの考えに紡ぐだけの精神力と時間的余裕がありません。だからまたそれは思い出したときに書こうと思います。


まとまりのないまとめ編 終わり(無理矢理)
以上で北京シリーズは終わりです。


北京編は 出発編から始まります。