2014年7月29日火曜日

先週末から週始めにかけて

読んだ



研究に際して,文献を調べたり,まとめたりして,
新しい考えにたどり着こうと努めているのだけど,
環境的,精神的要因によって,
情報過多,あるいはアウトプット過多になることがままある。
そういう場合,私は神経の均衡が崩れてしまう。

思考のトレーニングあるいは,
マインドを変えることで,
これをどうにか出来るのではと考えて,本書を読んだ。

思考を... する技術について,さまざまなケースを例に書かれていて,
良いのだと思うけど,内容は,おおよそいつも頭の中でしていることだった。

ただ,ケースはビジネスの事柄から,
サッカーチームの名前を考えることなど,多岐に及んでいて,
他方面で鍛えた思考でも,異なる分野の思考に使えるのだと,励みになった。


TOEIC

今週末は,久しぶりにTOEICを受けた。
1年弱のNHK英会話と先月のアメリカ研修の成果は少しは出るのだろうか。

私は,これまで勉強は一種の娯楽としてやってきたので,
例えば,英語を勉強する目的が,読み書き話しできることというのに多少違和感がある。

英語はおそらく,ツールの一つなので,
英語が使えるようになりたいというのが目的化するのは,
理由は無いけど金槌がうまく使えるようになりたいとかそういう類いの発想で,
金槌で何がしたいのよと思ってしまう。

英語勉強法の批判がしたいのではなくて,
英語勉強するにも,もっと先の目標があると良いという話。
音楽が好きならば,音楽に関する記事を読むとか,
ツールが使えることは,視野や可能性を広げることにとても役立つのに,
ツールの習得が目的化してしまうのは大変もったいない。


実験装置

だましだまし使っていた,実験装置がとうとう壊れた。
直るかどうかなど,しばらくこれのトラブルシューティングに時間を費やすのだろうな。


2014年7月24日木曜日

夏は忙しい

いよいよ虫の飼育が忙しくなってきた。
それ以外にも,研究の書き入れ時だし,
アウトリーチである昆虫観察会も間近に迫ってきた。

こういう夏のドタバタは,
ここ数年毎年続いていて,
もうかれこれ,5年目になると思うのだけど,
今年が一番落ち着いている。

いつもは,
とにかく大きく,色々なことを旗揚げしすぎてしまって,
どうにか沈まないように,
“乗り切る”という印象が強いのだけど,
今年は,仕事をある程度コントロールして(余計な雑用は受け入れずに),
うまく割り切れている。

これは良い流れである。

うまく,良い流れを生かして,
新規のアイデアを紡ぎだしたい。
あと新しいことに挑戦したい。

そのためには余計なチャンネルは,
出来るだけ遮断しておいたほうがいい。

2014年7月23日水曜日

チョウバエの幼虫が大量発生して実に不快

以前のチョウバエ一網打尽作戦の甲斐無く,
チョウバエの幼虫が風呂場に大量発生している。

イトミミズを黒くして,
長さをずいぶん縮めた様なそれは,
一匹や二匹なら何とも思わないけど,
何匹も出てくるとさすがの私も戦意喪失する。

これまで,
石けんや塩素系漂白スプレーを試したものの,
劇的な効果はない。

強いて言えば,熱湯を発生源(浴槽と壁の隙間)へかけたときには,
何匹か幼虫が流れてきたので,
効果的であったと言える。

個体数を急激に減らすことは難しいが,
塩素系漂白スプレーを発生源に処理し,
餌となる有機物の付着をなるべく落としてから,
バスクリンなど水切れを良くするお風呂用洗剤をかけることで,
さらなる有機物の付着を防ぎ,
チョウバエの餌から減らしていきたい。

ちなみに毎日3頭は幼虫をつぶしている。

間違って消去

誤って昨日の日記を消してしまったのだけど,
私のfeedlyがそれを拾ってくれていたので助かった。

2014年7月22日火曜日

最近読破の2冊

里山資本主義


3月頃から借りたまま,ゆっくりと読み進めていた,
『里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く』
を読み終えた。

著者の言う里山資本主義とは,資本で測れない豊かさに重きを置いた経済で,
里山などに未使用のまま存在している資源を使って地方には地方の成長モデルがあってもよいというものでしょうか。

終始,サクセスストーリーが散りばめられていて,
これを読んだ人が盲目的に里山資本主義に走っていってしまうのは危険だけれども,
新しい価値観の投げかけという位置づけでは,
これから重要となってくるであろう本だと思いました。

里山資本主義という語呂もいいし,日本人が好きな里山と言う言葉が入っているのもいいですね。

これを読んで有名なコピペを思い出しました。

メキシコの田舎町。海岸に小さなボートが停泊していた。
メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。
その魚はなんとも生きがいい。
それを見たアメリカ人旅行者は、
「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」と尋ねた。
すると漁師は 「そんなに長い時間じゃないよ」と答えた。
旅行者が 「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。おしいなあ」
と言うと、漁師は、自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だと言った。
「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」と旅行者が聞くと、
漁師は、「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。戻ってきたら子どもと遊んで、女房とシエスタして。
夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって…ああ、これでもう一日終わりだね」
すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。
「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、きみにアドバイスしよう。いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、漁をするべきだ。それであまった魚は売る。お金が貯まったら大きな漁船を買う。 そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。その儲けで漁船を2隻、3隻と増やしていくんだ。やがて大漁船団ができるまでね。 そうしたら仲介人に魚を売るのはやめだ。自前の水産品加工工場を建てて、そこに魚を入れる。その頃にはきみはこのちっぽけな村を出てメキソコシティに引っ越し、ロサンゼルス、ニューヨークへと進出していくだろう。きみはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」
漁師は尋ねた。 「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」
「二〇年、いやおそらく二五年でそこまでいくね」
「それからどうなるの」
「それから? そのときは本当にすごいことになるよ」 と旅行者はにんまりと笑い、
「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」
「それで?」
「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、日が高くなるまでゆっくり寝て、日中は釣りをしたり、子どもと遊んだり、奥さんとシエスタして過ごして、夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって過ごすんだ。どうだい。すばらしいだろう」

どのように生きることが幸せなのか,
多くの人が考えるべき分岐点に来ているのでしょうかね。




風の歌を聴け


本当は本屋さんで別の本を探していたのだけど,
無かったので,1〜2時間で読めそうな本を村上春樹さんのタイトルから見繕って, 
衝動的に読み終えた。

冒頭のスピード感が印象的で,
始めの章のための小説のように感じた。
ストーリー重視の小説は,一度読んでしまうともう満足だし,
いい日本語のリズムで書かれた小説の一説に「この文章はいい」と感じてもしばらくするとどのページにあったか忘れてしまうので(メモを取れば良い),
一度読んだ小説を読み返すことを,私はあまりしない。

しかし,冒頭がいい文章なので,既になんどか読み返した。たいへん好きな文章である。

読み終えた後,衝動的に文を書いたのだけど,
どういう意図で書いたのか全く思い出せない。
本の余韻で考えたのだろうと思うけど,そのまま書いておく。





生きるということは,合理的な選択だけではない。
無意味のように思える,時間や行動も,
その後のモチベーションを大きく変えることになりうるので,
計算的になりすぎず,直感に頼ることも必要なことである。

こんなに多様化して,
人口も増えすぎた世界では,
生物的に個や集団の利益を最適化するために生きるよりも,
人生の非合理さに意味合いを見いだしながら生きていく方が,
面白いかもしれない。

2014年7月10日木曜日

マジで保護ガラスを貼ってあってよかった

先日,ipadを車の後部座席に置いていたら,
ドアを開けた拍子にバランスが崩れて,
アスファルトに落下してしまった。

角から落ちて,液晶側が下になっていたので,
おそるおそる大丈夫か確認してみると,
角の辺りのフィルターが割れてしまっていたけど,
本体は無事だった。

矢印が破損箇所,しかし本体ガラスは無事


良かった。
大画面のタブレットはとても見やすくてきれいだけど,
その分,割れるのはとてもショック。

フィルターが無かったら,割れていたのだなと思うと,

本当に貼っておいてよかったと思う。これ
普通のカバーも買うか検討中。



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2014年7月7日月曜日

モウカサメのベーグルバーガー

私の四半世紀と少しの人生,
世間知らずといわれるかもしれないが,
モウカサメという名の魚に出会ったことはない。

調べてみると何やら,安価な魚として有名らしい。
昨晩,この得体の知れない魚を発見して,衝動買いしてしまった。

昨晩のうちにこれをムニエル風にソテーし,
今朝ベーグルを半分に切ってきた。

今これをトーストして,
野菜とモウカサメを挟んで,
まさに食べようとしている。
名前も聞いたことのない魚。




同定依頼のテンプレ

見たことがない。
聞いたことがない。
これに時間の箔がつくと,さながら新発見・大発明のようになる。
どういうことか。

私は職業上,夏場になると虫の同定以来が来る。
同定以来といっても,本当に虫の種類が知りたいというよりかは,
新種らしい物を発見してしまったからそちらでどうにかしてくれという様な,
半ばおせっかいに近い依頼である。

「今年,70歳になる祖父も見たことが無いといっております。何か研究のお役に立てば幸いです。」

この文章,70歳の祖父というのがミソなのだと思う
何の根拠も無いけれども,より長く生きた人間がある説を唱えているということで,
凄さを演出している。

10歳の子供がこれまで見たことの無い虫よりも,
70歳の老人がこれまで見たことの無い虫の方が,やっぱり信用できるでしょうか。

いや,10歳であっても虫に詳しい少年の方が信用できる気がします。


世の中には,こういう見せかけのオーソリティがあってうんざりする。
関心のない事柄については,
いくら年を重ねても当てにならないですね。


だから,私がモウカサメを知らないというのは,
長年,生物学を勉強している人も知らない魚ということでなくて,
無知ということ。


---
冒頭,もっとうまく書けそうな気がしたのだけど,途中で失速。ダメですね。材料も良い気がするけれど。力量不足。
中途半端だけど,おわり。

2014年7月2日水曜日

理論とフレーズ

理論の対比として持ってくる言葉がフレーズで適切か多少疑問だけれど,
言いたいことを集約しているのでこの表現を用いる。
私の語学学習などに関する今後の指針をまとめたい。



理論に傾倒してきた

私は,大学2年生の頃まで感覚重視で生きてきた。
元来杞憂ではあったが,あまり多くのことを考えて決定するというよりかは,
多くの判断を直感に委ねてきた。
勉強の類いも,どちらかといえばがむしゃらに取り組んでいて,
そうやっていればいつか劇的に理解が進むと考えていた。

最初のターニングポイントは,前述のとおり大学2年生の頃で,英語の時間だったと思う。
「多くの人はネイティブでないし,今の時点で流暢に英語が話せていないのなら,理論を良く理解するべきだ」
という先生の言葉に私は妙に感化されて,
それ以来,とにかく何より始めに理論という理解に努めた。

これは,なかなか正攻法で多くのことはこれに準ずると理解が進んだ。
今思えば,英語の文章理解などはこの頃を境に変化したと感じる。

当時から気が向いたときに弾く楽器に関しても同じで,
この頃を境に音楽理論を学べば,
さっと即興で演奏が出来るのではないかと考えていた。



理論だけでうまく行かない

現段階のことをいえば理論を勉強しても,
現状で流暢な英語が話せていないし,
即興の演奏も出来ない。

流暢に話せなくても,なんとか業務上は差し支えないが,
そもそものインセンティブは,業務にかかって始めたことではないので,
やはり流暢に話せた方が,自己満足ができる。

私が最近,いろいろ生活をするなかでたどり着いたのが,
フレーズをたくさん押さえるということである。



フレーズ勉強法

これを明らかに自分の中で言語化して,理解したのはここ2ヶ月くらいのことだけど,
きっかけとなったのは,ジャズを趣味でやっている人との話の中であったと思う。

即興演奏って凄いですね,という私の問いかけに対し,
いや,決まったフレーズを弾いているだけなのですよ。という返答。

なるほど。つまり,実践(完全なる即興)が出来れば凄いけれども,
実用的には,型稽古(フレーズ)の組み合わせでも十分なのだなと。

これは,英語の会話にも全く当てはまると感じていて,
フレーズ練習の不足が,
慣用句や文法から外れている語をとっさに理解できないことの原因なのではないかと感じている。

語学も音楽も,もう少し実践的なフレーズをいくつか増やして,
表現力を高めたい。

2014年7月1日火曜日

ヘビロテ中の音楽

もともとインストバンドはあまり聞かなかったのだけど,
春頃でた"SAKEROCKの季節" を最近ヘビロテしている。

もともとは,星野源さんの音楽を聴いたことがきっかけになって聞いてみたのだけど,
なかなかよい。

良い音楽を聴くと,自分も同じようにやりたいと感じて,
毎朝毎朝,今晩は楽器に触ろうと思うのだけど,
晩になると,飯を食って寝るだけの生活である。

昼間は,様々なことを考えて,
夜はおいしい物を食べて,音楽を奏でることが出来たら,
これは文化的に最高限度の生活である。
それにはもう少しばかり,体力が必要ですね。
鍛えましょう。