2013年4月30日火曜日

日記が滞る

日記を書いては上げすの日々が続いている。

元々取るに足らない内容だけれども,
ここ数日はその感が一層に増して,
上がることのない下書きばかりが溜まる一方である。

日々,思うことはあって,
それを記録しているのだけど,
それらをまとめ上げるだけまとまっていないのか,
余力が無いのか,
なんなのか。


八宝粥を頂く

中国の方から八宝粥なる粥を頂く。
何か様々な実が入っていて,いかにも体に良い風であった。
お汁粉のような味で,大変良い。



自転車を届けて,アクアラインを通る

自転車を川崎のMくんへ届けるミッション。
川崎は坂道や細道が多くて,
ホイールを少し擦ったけれども,
無事,届け終わる。


帰り道,はじめて東京アクアラインを通った。
海ほたるには,奇妙なクリーチャーが居て,
身の毛がよだった。


イヌかな。
ハイエナかな。


カメかな。

2013年4月28日日曜日

インド忘備録3 〜クソゲストハウス編〜

私は今回インドへ5日間滞在した。

そのうち2晩は寝台列車で過ごし,
3晩はゲストハウスへ泊まったのだった。

うち1晩はブッダガヤーのshanti guest houseというところへ泊まった。
インドの1泊の相場と比べると若干高い印象だったが,過ごしやすい部屋と美味しい食事で旅の疲れを取る事ができた。

インドでは後述の様に,何かとコミッション (手数料) を上乗せして,
親切っぽい事を過度にしてくれるんだけど,
(大抵の場合は自分でやった方が安上がりなのだが)
そこの主人は,あまり干渉してこず,
とても快適であった。
ホームページを自作するくらい情強の主人だから,そういう小細工は不必要なのだろう。

近くにある,hari cafeというカフェは,
蚊は多いがこれまた美味であった。
抑揚の強いインドのポップミュージックがかかっていて,
私がそのメロディと歌詞を
ハレハレ〜 ハレハレ〜♩
と真似すると多分同じ年代くらいの若い店主にウケた。
こやつとは上手い酒が飲めそうだと思ったが,
滞在期間が如何せん短じか過ぎた。
そもそも,インドで飲酒はよい行いでは無い。

とにかく,ブッダガヤーは良かった。


クソゲストハウス

そのあと,私はバラーナスへ行った。
宿は決めていなかったが,リキシャーマンがやはりコミッション目当てで宿の斡旋をしてくる事が分かっていたので,
それに頼れば良いと考えていた。

バラーナス駅から,同行者4人合わせてガートの近くのゲストハウスへ100Rsで連れて行ってくれるというので,
それに乗った。

そして,連れて行ってもらった先が,本題のクソゲストハウスである。

バラーナスへ着いた時,
とにかく,私たちは疲れていた。
早く休みたかった。
着いた宿は一向の4人に対して,3人分のベッドしか用意できないということだったが,個室だし即決した。

宿で夕飯を摂って,私は部屋へ,
一行の何人かは外へ買い出しへ出た。
これがいけなかった。

全員が部屋へ戻り,程なくすると,
ゲストハウスの支配人が部屋へ怒鳴り込んで来た。
私達を先ほど乗せたリキシャーマンが,ゲストハウスを揺すりに来ているという。
なんでも一向の1人が外へ出た時,たまたま私たちを乗せたリキシャーマンに出会い,
一泊の代金を正直に話したのがいけなかったという。

イミフ。
ここからは私の推測だが,
リキシャーマンはゲストハウスまで旅行者を連れて行くと,コミッションがもらえる。
おそらく,この値段は一泊の料金の何%とかいう様に決まっているんだと思う。
だから,一泊の値段を話したのが悪かったと。

このことで,異国まで来てひどく悪い事をしてしまったのだと,とても落ち込んだ。

気付く

しかし,思い返してみれば,たとえ一泊の代金を告げ口してしまったとしても,
宿が適正なコミッションを支払っていれば,別に揺すられる事も無いのだと思う。

リキシャーマンがわざわざゲストハウスを尋ねてきたのは,
貰ったコミッションと,一泊分の料金に齟齬があったからで,
そこのやり取りに客が巻き込まれるというのは,やはりイミフ。

なんとも後味の悪い経験となったのです。

2013年4月17日水曜日

テェーへんなことになっている


あぁ,大変です。
原稿の〆切やプレゼンや研究のアウトリーチ活動とか,
なんだか全部今週に重なってしまってとても大変な事になっている。

中でもとりわけ大変な事を紹介したいと思います。


大変な事①

分蜂がチャベエ
春先は丁度,ミツバチの巣分かれの時期です。
新しい女王がワーカーたちを連れて,球になってます。
写真中央のトゥルトゥルしたやつ。


大変な事②

絵描きタスクがチャベエ
今週末に控えた研究のアウトリーチ活動にて,
スケッチを扱うので,見本スケッチを頑張っています。

ヒラタアオコガネの凹凸を点描で表現していたら,
出口のない迷路に入ってしまって,実にチャベエ。



さぁ,今週を張り切って乗り切ろう。


2013年4月10日水曜日

神経質と無頓着の均衡点を探る

やはり私は周りを気にしやすい人間なので,
最近も様々な人の事を考える。


集中して作業している人の行動原理とか,
ある事をやり始めるタイミングとか,
一体何を考えているのか,
ついつい考え過ぎてしまう。


対象がヒトとなっただけで,
いわば観察が本職なのだから,
職業病と呼べるのかもしれないが,
分を過ぎれば神経も衰弱してしまう。


また,自分が直面した出来事に対して,
誰であればこうするだろうとか,
自分はそうしないだろうとか。
それならば,自分らしい選択とは何なのかを考えたりする。


他の人より諸処の事を考える事に費やせる時間が少し多い分,
にんまりしてしまう事も気分の滅入る事も沢山考えてしまう。


とはいえ今のところ私の心はすこぶる健康で,
最近は日々の仕事に捕われすぎず,先を見据えた仕事にも手を回せるくらいのゆとりがある。
元来,几帳面で神経質だが,これまで色々あったお陰で,良い意味で鈍感になる事が出来ていると自負している。


虫に向ける几帳面さや神経質さを生活に向ければ,
たちまち神経が疲れて,ぐったりしてしまう。
とはいえ,優れた観察眼というのは (私が持ち合わせているかは別として),
人付き合いでもきっと役立つ事だろう。


とりあえず,過ぎたる事と足りない事の均衡点をさぐっているところです。

落ち着いてきた,周りに流されず

いつか気が向いたら書き留めておきたいインドで思った事がありました。
学問どころじゃねぇという感覚です。
その感覚周りで色々思う事があったのですが,
それは置いておくとして,

日本も平穏なようでいて,
私の心持ちは学問どころでない状態が長く続いていました。

ようやく精神も落ち着きを取り戻して,
科学と向き合う心持ちになってきました。

すると今度はいろいろな事がいっぺんに思いつきすぎて,
注意が散漫になってしまう悪い癖が出てきました。

優先順位を付けて,やるべきところとやりたいところを順番にやります。


---


私は周りが頑張っていればつられて頑張ってしまうし,
焦っていれば,せわしない気持ちになってしまいます。

周りが頑張るから自分も頑張るという環境は,
すごく良い響きの様でだけど,
そういった時は大抵私にとって良い結果をもたらさなかったのでした。


頑張り方や焦り方にだってタイプがあるのだから,
周りに流されず自己流をです。

今までの手当たり次第の自己流ではありません。
我流・自己流というのはこういう事なのかと,
ようやく無理の無い自己流が見えてきたような気がします。

2013年4月8日月曜日

インド忘備録2 〜オートリキシャー編〜

インドでの移動は、
専らオートリキシャーがメインでした。



オートリキシャーはちょうどバイクの後ろに,屋根のある座席をつけたような乗り物で,
自転車の後ろに座席のついているだけのリキシャーと区別されます。


基本的に運転手さんは陽気で良いのですが,目的地まで連れて行ってから,乗車料金が跳ね上がったりするので,まともに気にしていると,心が持ちません。
陽気に歌など歌ってくれるのですが,歌代を請求してくるのではとか,余計に不安感を煽ります。

経験的に大人しいリキシャーマンほど,穏やかな運転でリーズナブルな料金にしてくれると思いました。


これに乗って颯爽とインドの街を抜けて行く感覚を何処かで体験したことがあると思いましたが,
ちょうどディズニーシーのアトラクション,インディージョーンズ何とかでした。


ディズニーシーにあるインディ・ジョーンズ クリスタルスカルの魔宮でした。


朝日の中オートリにシャーに乗って,悪路を猛スピードで駈けていくのは楽しかったなぁ。
もっともどこに連れて行かれるか分からない不安で,顔は笑っていても心は青ざめていたのだけど。

2013年4月7日日曜日

春のあらし,改まってありふれた休日

春のあらし

昨晩はひどい雨風だった。
ちょうど一番ひどい時に車を運転した。
タイヤが水溜まりに縺れてしまって,困った。天気の悪い時は家に居るのがよい。

それにしても,春のあらし,なんだか良い響きに感じます。ひどく困った人も居ただろうからあまり喜ばしくは無いのだけれど,でも春のあらしはなんだか吉報も一緒に運んできてくれるような,そんな感じがしました。


ありふれた休日

今朝は2回洗濯機を回して,
それから読書しました。
コーヒーを飲みました。

そして今更ながら,バッタの前野さんの著書を読了しました。
孤独なバッタが群れるとき―サバクトビバッタの相変異と大発生 (フィールドの生物学)孤独なバッタが群れるとき―サバクトビバッタの相変異と大発生 (フィールドの生物学)
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それから和文の作文を仕上げて,
新聞を読みました。

昼過ぎ,家へ戻ってパスタを食べました。
山下達郎のサンデーソングブックを聴いて一息ついてしていると,家のチャイムが鳴ります。
宗教の勧誘でした。冊子をくれました。

部屋を少し片付けて,
ゴミ出しをして,スーパーで買い物をしました。

それから2度目のコーヒーを淹れて,
論文を読んで,次の実験について考えました。

もう少し仕事して,
帰ったらご飯食べて,
寝る前に床の掃除をして,また読書して寝ようと計画しています。

休日にする仕事は追われる感じが無くて,好きです。


コーヒー

今日はコーヒーを2杯飲みました。
一つは行きつけのお店でブレンドしてもらったもの,
一つはニカラグア産の豆です。

ニカラグア産の豆の方が香ばしさに欠けるものの,特徴的な酸味があって自分は好きです。

そういえば,モカマタリというコーヒーがあります。
よくモカと呼ばれるやつで,イエメン産のコーヒー豆を指すそうです。

このモカマタリというやつが,
何とかの鎌足を連想させてコーヒーの感じを吹き飛ばしてしまいます。



モカと呼びましょう。
モカと。

2013年4月5日金曜日

ビールについて思う事

今夜は花金である (花の金曜日)。
18時に仕事が終わったとき,
いっそ飲んでしまおうかと思ったけど,
バナナと食パンとキウイフルーツとしじみのスープとヨーグルトという,
有り合わせ感満載の夕食を食べ,
少し寝て,雑務を済ませて今に至る。

今日は勝ったよ,ビール欲に。
まぁ,ともかくビールについて考える事があったのだった。


ビールについて

そういえば酒の味を知り始めた頃はビールの旨さなど全く分からなかった。
20も後半になってきてようやく旨いと思い始めて,
実はここ1ヶ月くらいで更に旨さの箍が外れた。
旨い。


前々からビールが旨いと感じるには,
不味いと思っても飲み続けるフェーズが必要だと思っていたのだけれど,
さっき運転中にそれは連合学習的なものなのかもとふと思った。


連合学習と言えば有名なのがパブロフの犬というやつで,
犬に餌を与える時にいつもベルを鳴らしていると,
やがてベルの音を鳴らすだけで犬はよだれを垂らすとかそういうものだったと思った。

ベルを条件刺激と餌を報酬を呼んだりする。
この場合の条件刺激は音だけれども,匂いや色や味などもまた条件刺激となりうる。


で,ビールの事なんだけれど,
ビールには独特の苦みがあって,飲んだばかりだとあまりいい印象では無いのだけれど,
積み重なる酩酊の経験 (いわば報酬) によって,その味と経験が潜在的に連合学習されてどんどん旨く感じるのではないかと思った。


まぁ,こういう御託は良いからビールが飲みたいと言うのが本心なのだけれど,
今日は雑務処理をしばし。

2013年4月4日木曜日

ノーガード・マイスタマック + 雑感

腹痛

うっすらと記憶にあるのだけれど,
昨晩は腹痛でのたうちまわったよ。


思い出した。私は胃腸が弱い。


3年も前は一週間に一度は下痢していたのだった。
その感覚を思い出したよ。


3年前からヨーグルトを継続的に食べるようになったのだけれど,
今考えるとそれが効いていたのかもな。


インドへ行ったときに,
酷い下痢と嘔吐になってしまったから,
なんか全部でていってしまった印象です。

まったく,弱いヴァイラスにも負けるよ。

これはもう一度ヨーグルトや発酵食品を補給して,
腸内環境を整えないと。


3月読書

一ヶ月に最低2冊本を読むという事だったけど,
3月は投信のハウツー本の他に2冊読んだ。インドで。

深夜特急〈3〉インド・ネパール (新潮文庫)深夜特急〈3〉インド・ネパール (新潮文庫)
絶対に香港・マカオ編から読めと言われていたのを,
はらりと無視して,インド・ネパール編から読んだ。
滞在中に読んだものだから,丁度滞在している場所も
物語に出てきたりしてよかった。
香港・マカオ編から読まなくても十分面白かった。


勝ち続ける意志力 (小学館101新書)勝ち続ける意志力 (小学館101新書)
若手研究者が将来の不安を抱えながら研究を続け,
論文を書き続けなければならない心情は,
勝負に勝ち続けるという心情に通ずるものがあるだろうと思い本書を読む。

書いている事に目新しい事は無かったように思うが,
既に自分が無意識に実践している事でも,
他者から言語化され,気付きを得る事で,
方法として確立される事がよくあると思う。本書でもあった。

本書で大事に扱われている,「勝つ為には変化する事」は,
チャールズ・ダーウィン大先生が種の起原の中で言ったとか言わないとかある,
(読もうと思うが未だ読んでいない)
「強いものが残るのではない。変化するものが残るのだ」と強く一致すると思われる。



今日は何とか目標達成できそう。

2013年4月1日月曜日

新しい同僚

春は別れのシーズンであると同時に,
出会いのシーズンでもあります。

本日,ナイジェリアから新しく同僚となる男性が来日しました。

滞在は1年間ですが,
私が担当となって,主に日本での生活を補助する事となります。

ネイティブの上司が,
イングリッシュプラクティスになるからね,と与えてくれたチャンスですから,
これを期に英語力をインプルーヴしない手はありません。

実は,私のボスの1人が,
この同僚のボスを20年ほど前にお世話したのでした。
脈々と続く師弟関係を感じます。
人のつながりというのは実に不思議 です。

今日は初対面で,
まだ掴めないところも多々ありますが,
たくさん話して仲良くなれたらよいです。

昨日の目標,論文の読了だけは達成出来ず。

思考力の基礎体力

これまでにプロジェクトを立ち上げたり,
単発で企画をしたりして,
自分を新境地に立たせて新しい考え方やスキルを習得するという方法をとってきました。


だけど、そういった方法の積み重ねじゃ,これ以上私の弱いところは強化出来ないのだと2年間くらいかけて,ようやく分かりました。


私がこれから成さねばならないのは,
毎日コツコツ,
ほんの少しだけだとしても,
勉強を継続して,
思考力のいわば基礎体力を高める事です。


具体的には,
· 数学を一から勉強
· 毎日1報論文を読む
· こつこつ本を読む
· cnnニュース聴く (英語リスニング対策)
· 新しい実験結果を出すあるいは,新しい解釈や発見をする
これらをゆるーく継続していきたいです。


とりあえず初日は出来たので良かった。


基本的にこれまで目標というのはあまり口にしない事にしてきたのだけど,
言霊だとかを信じてあえて言っていきたいと思います。