2014年7月2日水曜日

理論とフレーズ

理論の対比として持ってくる言葉がフレーズで適切か多少疑問だけれど,
言いたいことを集約しているのでこの表現を用いる。
私の語学学習などに関する今後の指針をまとめたい。



理論に傾倒してきた

私は,大学2年生の頃まで感覚重視で生きてきた。
元来杞憂ではあったが,あまり多くのことを考えて決定するというよりかは,
多くの判断を直感に委ねてきた。
勉強の類いも,どちらかといえばがむしゃらに取り組んでいて,
そうやっていればいつか劇的に理解が進むと考えていた。

最初のターニングポイントは,前述のとおり大学2年生の頃で,英語の時間だったと思う。
「多くの人はネイティブでないし,今の時点で流暢に英語が話せていないのなら,理論を良く理解するべきだ」
という先生の言葉に私は妙に感化されて,
それ以来,とにかく何より始めに理論という理解に努めた。

これは,なかなか正攻法で多くのことはこれに準ずると理解が進んだ。
今思えば,英語の文章理解などはこの頃を境に変化したと感じる。

当時から気が向いたときに弾く楽器に関しても同じで,
この頃を境に音楽理論を学べば,
さっと即興で演奏が出来るのではないかと考えていた。



理論だけでうまく行かない

現段階のことをいえば理論を勉強しても,
現状で流暢な英語が話せていないし,
即興の演奏も出来ない。

流暢に話せなくても,なんとか業務上は差し支えないが,
そもそものインセンティブは,業務にかかって始めたことではないので,
やはり流暢に話せた方が,自己満足ができる。

私が最近,いろいろ生活をするなかでたどり着いたのが,
フレーズをたくさん押さえるということである。



フレーズ勉強法

これを明らかに自分の中で言語化して,理解したのはここ2ヶ月くらいのことだけど,
きっかけとなったのは,ジャズを趣味でやっている人との話の中であったと思う。

即興演奏って凄いですね,という私の問いかけに対し,
いや,決まったフレーズを弾いているだけなのですよ。という返答。

なるほど。つまり,実践(完全なる即興)が出来れば凄いけれども,
実用的には,型稽古(フレーズ)の組み合わせでも十分なのだなと。

これは,英語の会話にも全く当てはまると感じていて,
フレーズ練習の不足が,
慣用句や文法から外れている語をとっさに理解できないことの原因なのではないかと感じている。

語学も音楽も,もう少し実践的なフレーズをいくつか増やして,
表現力を高めたい。

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