2014年8月20日水曜日

ブラザーから借りる

私は電子書籍はhontoで買っていたのだけど,
ブラザーはkindle派らしい。

正直,どこでもそんなに変わらないと思うのだけど,
私は,hontoでよく買っていて,
ビジネス書や洋書はkindleでも買う。

ブラザーから借りたのは,
寄生獣という漫画で,
一般の評価が非常に高いのは知っていたけれど,
私は読んだことが無かった。

読んでみると,
物語の中に出てくる寄生生の生物がなぜ存在するのかや,
人間が他を思いやる気持ちがなぜ存在するかなどの哲学的な問いかけや,

タイトルでは寄生と言いつつも,
相利,片利などの共生関係を築くものも登場し,
人間に寄生するという特異な特徴を持った生物と人間との対比の中で,
人間の有する感情の特異性や,
多様なものが居る中で,生きていくということはどういうことなのかということを,
考えさせられる名著であった。
ナウシカぶりに,知的好奇心もかき立てられる漫画。




ちなみに,なぜか弟が,
漂流ネットカフェという漫画も進めて来たのだけれど,
描写のエロスやバイオレンスが私にとって胸糞が悪くなる話で,良くなかった。

読者に嫌悪感を抱かせるという意味で,
ストーリーや作画が秀逸なのだろうと思うし,
青春時代の倒錯あるいは暴力的な性的憧憬をうまく表現しているのだと思う。
成人漫画の表現としては,許容の範囲内であり,評価されるべきではある。

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