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2014年12月24日水曜日

食事と読書のアナロジー

知的生産の技術を読み終わった。
この技術というポイントは,知的生産のみならず大変重要なポイントだと考えている。

最近感じるのは,
ある現実的な目標達成に必要なのは,
情熱と技術だということである。
情熱を努力によって燃やすことは出来ないが,
技術というのは個人の努力によって,大抵のところまで訓練できる。

よく技術あるいはスキルと言った方が良いかもしれないが,
これを才能とひとくくりにしてしまう人がいる。
確かに技術習得において,才能は重要であるけれども,
現実的な問題を対象とする場合に,
才能が必要なほどのスキルを必要とする場面はむしろ稀である。

技術を身につければ,だれでも知的生産をすることが出来るということで,
何も,高度に訓練された人のみに許された特権ではないということである。

食事と読書のアナロジー

本の中で,それについての記述が少しあった。
筆者の考えであったか,もしくは誰かの引用であったか忘れてしまったけれども。

長い距離を走る。あるいは,筋トレをする。
何れにしても,自身が飢餓状態にあったのではままならない。
栄養状態が良いことが前提である。

知的生産に関しても,トレーニングをしようとするならば,
それなりに知的栄養状態が良くないとならない。

そういった意味で,
運動には食事が必須だし,
知的活動については読書が大切なのだという意見に,
同意しました。

2014年12月17日水曜日

年末感

今年はいつになく年末感が無い。
もうあと今年も2週間しかないというのに,
まだ11月くらいの気分である。

師走というだけあって,本当は忙しいはずなのだけど,
緩急が大変良く付いていて,
仕事と余暇のバランスは良い。
しかし,新しい事にチャレンジしようとするには,
もう少し余暇があったら良いかな。

大仕事が目の前にあるのだけど,
なかなか火がつかない。
どうしても小仕事ばかり,先に手をつけてしまい。
いつも大仕事の方が後回しになってしまう。
そろそろ,大仕事の方を本腰を入れて片付けないと,
いよいよ大変なことになってしまうよ。
取りかかりが遅くなって,挙げ句の果てに仕事の品質を落とすような事は避けたい。

そういう意味では,投稿論文というのは幾分か気楽かもしれないと思った。
ある程度 “決まり手” というのがあるから,詰将棋じゃ無いけれど,
ゴールというのはある程度見通しが付く。

もっと大きな仕事というのは,
見通しが付いても,もう少し出来るかもしれない,
というのが続いて際限なくゴールが先に延びていって,
いつになったら終わるのか分からなくなってしまう事がある。
これは,人生にも言える事でしょうか。

ともかく,大風呂敷を広げたまま仕舞わないというのは,
これは何もしなかったと同じ事です。
終わりよければ全てよし。
首尾よく始めることだけでなく,綺麗に終わることにも注意を払って,
今年一年と来年を 迎えたいものです。

(10分)

2014年10月20日月曜日

昨晩は実に眠りが浅かった

こうやって眠れないことがたまにある。
我ながら,自分の仕事のことやキャリアパスなど,
悩みは尽きないので,
不安で夜も眠れないといった日があっても良いように思うのだが,
それはない。

自分の思考回路はよくわからないが,
悩むくらいならさっさと寝た方が生産的だと思っているのだろう。
そうやって,大事な提出物のある前日も,
ぐっすり眠れてしまうのが考えものだが。

私が眠れないときは,
たいてい興奮しすぎてしまっているときである。
幼少時代,遠足の前などはわくわくして眠れなかったものだが,
そのような感じで妄想しすぎて眠れなくなってしまう。
これから起こるであろう,成功体験を妄想し,
加えて首尾よくいった場合の不安点などを考えて少し不安になるという不思議な状態だ。
もしもその不安点の解消法も見つかると,
さらにその先の妄想をして,ますます興奮してしまう。
ちなみにこの興奮にはエロティックなものは全く含まれていない。

昨晩は,うまく行く場合行かない場合の分岐点の3層先まで行ってしまい,
しまいには頭を冷やすために起きて,
ピンボールをしてからもう一度寝床に付いた。
ハイスコアが出た。


こういうハイな状態になってしまったことの原因として,
中煎りのコーヒーを久しぶりに飲んだことを考えているのだけど,
下記の自然に対して熱い思いで書かれた本を読んでしまったことも原因かもしれない。


裏山の奇人



ニコニコ学会等での研究発表やその他業績から,
昆虫界隈では知らない人は居ないこの方だが,
本書には生い立ち,研究哲学,研究についてが書かれていて,とても面白かった。
特にどのような思いで,研究論文を書いているのかという点は,
個人の研究に対する思いが出ていてやはり面白い。
こういう人を見ると,やはりもっと私も多作になるべきかと考える。

それにしてもフィールドの生物学シリーズは,
これまで非常に個性的な研究者にスポットを当てていて,
本当に驚きである。
研究者はたいていよく教育された人たちなので,
みなそれぞれに節目節目で様々なことを 考察し,
それを記憶し,伝える文章能力を有していると思うけれども,
それにしてもとりわけ面白い人を集めてくる。

どれも結構,研究についてしっかりとデータを添えて書かれているけれど,
一般の人にも分かりやすく工夫されていて感心する。

著者はいずれも,30代前半の若手であるけれど,
私がその年齢に達したときに,このような濃密な物語を語ることが出来るのか,
頑張りたいところである。



2014年10月8日水曜日

修行はいつまでするべきか

桃栗三年柿八年
あるいは,石の上にも三年。

日本では古くから,何かを成し遂げる前には,
その前の地道な努力が奨励されてきた訳です。

これに対して,異論は無いのですが,
ここのところの疑問は,では一体何年修行したら,
実践に移るべきかということです。

上記のことわざが詠まれた時代とは,
システムが違うのに,
修業期間ばかりが延びていて,それが推奨されているように思います。
勧められるがままにやれば,年齢は30を過ぎます。

自らは,修行の身ですが,
これからの目的や期間,必要性をよく考えねばなりません。
もちろん修行すれば今以上の力がつくことは確かですが,
それが無いと本当にやっていけないのか,型稽古をやりすぎて,
型稽古だけの人間になってしまうのではないかという不安があります。

安易な修行が足りない論や,海外へ行っとけば良い論に流されては,
本当にやりたいことをないがしろにしてしまうと思いました。



2014年9月29日月曜日

論文投稿,来客,英語プレゼン

先週から今日にかけてずいぶん忙しかった。
先週は,懸案だった論文が英文校閲から帰ってきて無事投稿を完了した。
今回は,今までになく,discussionにこだわっている。
これまでのように,結果に基づく事実だけでなく,
結果から予想されるさまざまな事柄を,推論を含めて議論した。

これまでは出来なかったことだけれど,議論を限定的にすることや,
断定を回避する言い回し等を使って,
自分の主張をオーバーディスカッションにならないギリギリのところまで,
述べるということに挑戦できた。
まだまだである。


来客

今度はフィリピンからの来客があり,対応した。
2ヶ月日本に滞在するそうだが,感じのいい青年である。
期間中のお世話は私がする。
新しいいい結果を出してほしい。


英語のプレゼン

短時間ではあるが,頼まれて,シンポジウムで話すこととなった。
私は日本語のプレゼンのときには,ある程度ストーリーと,
キーワードを頭の中に埋めておいて,
原稿は作らないでその場で考えて発表するけれど,英語ではそれが出来ない。

が,いつまでも原稿を用意した英語プレゼンばかりしていては進歩が無いので,
今回は出来るだけその場で考えて話せるように練習した。

また,逐一発表内容をスライドに書き込めば良いものを,
後述のプレゼン本に傾倒した結果,
非常にビジュアルを重視した発表となった。

発表はのっけから,話したいことが飛んで大変だったが,
後半は経験でなんとか持ち直した。本当に大変であった。
発表の善し悪しは別にして,
一応のところ自分の課したハードルはギリギリで越えられた。
良かった。


気になっていたプレゼン本

前々から,気になっていたのだけど,
ついに読んだ。

結論から言えばとても良かった。
しかし,この本を,所謂プレゼンのテクニック本として読んではいけない。
内容のほとんどは,如何にプレゼンというものを考えるべきかという,
いわば哲学本である。
非常に良い。

哲学も良かったが,
私がもう一つ心に残ったのは,
プレゼンをする時
「いつでも最高の準備ができているとは限らない」という指摘である。
プレゼン本を見ると,たいてい,
少なくとも1ヶ月前には準備をして,練習を始めるべきだとか,
理想的にはそうだけれども,仕事を多数抱えている際には現実的でない記述がよくある。

その点,この本は,確か,
準備不足であっても,準備不足に見せない 振る舞い等が書かれていて,良い。

ちなみにこれは図書館で借りて読んだのだけど,
隣に

の原著である,the naked presenterがあって,
衝動借りした。

内容は,かなり,presentation zenと似かよるが,
こちらは姑息な小手先の技術にこだわらず,
裸一貫でプレゼンをやり抜く哲学が描かれていて,良かった。
英語の原著で,最初から最後まで読み切れた本というのは,
私にとって両手で数えられるほどしか無いが,
これは可能であった。文も平易で内容も面白い。
良い。

ということです。


2014年8月12日火曜日

新しい論文を書き始めた

論文を書き始めて,もう佳境である。
最後の,ひとまとめがどうしてもうまくいかない。
どうにか,ストーリーをさっとにまとめる力がでない。

時間がいくらあっても,出来ないときは出来ないし,
いくら追い込まれていても,ふと今なら出来ると感じるときは,馬鹿みたいにあっという間に出来てしまったりする。

出来ないときに,時間をかけて,悩んで,うまいものが出来た試しが無い。
難しい。


平行して,他の人の論文の面倒を見ているのだけど,
これを直すのは実に楽な仕事である。
これらは同じようでいて,異なる仕事をしていることに起因するのだと思う。


論文書きを家を建てることに例えるならば,
他人の論文を直すというのは,人のたてている家の
扉の立て付けが悪いから直してやるとか,
電気の配線をするとか,増築を推奨するとかそういった類いの行為である。

対して,自分が書くこととなると,
基礎から自分で建てていかねばならないということである。
自分で柱を立てないとならないし,配線も外装も内装も自力でやらねばならない。
全てに精通している達人ならばいいけれども,必ずしもそうではない。
一部は見よう見まねで人の作りを見ながらやるわけです。

とはいえ,上手でなくても書いていかないと,
うまくならないし,クビです。


話は戻って,
建築のアナロジーで私がいまどういう状態にあるかというと,
家はだいたい出来ているんだけど,
家のイメージに合う,内装が決まらないといった具合です。

試しに,他の家を何軒も見て,
良さそうなものを試しに配置してみているのだけど,
プロ端くれとして,このまま完成にしてしまう訳にはいかないので,
どのように仕上げたらいいのか思案している。


もう完全に煮詰まっているので,
関係のない本などを読んで,
リフレッシュして,
アイデアの光臨を待つ。

2014年5月30日金曜日

Lightning talkの準備に困っている

いよいよ明後日アメリカ出張である。
新しい情報の収集や,ネットワーキングを円滑に行うため,
昨年度のオーストラリアの反省を生かした,
英語のトレーニングを行ってきた。

以前よりは,頭の回転が良くなっていると思うけれど,
実際,何を話しているのかよくわからない場面は多々あるし,
頭で考えていることが,すぐに翻訳できなかったりして,
意思の疎通がうまく出来ないのではないかという,とても大きな不安がある。

また,チップのこととか,頭を悩ます問題が多すぎて,
既に神経が衰弱してきていて,おなかの調子がすこぶる悪い。

ともかく,いろいろこれまでの腕試しをする良い機会ではある。


Lightning talkをがんばらねば

もう一つ,頭を悩ませているのが,
Lightning talkをせねばならないということである。

Lightning talkというのは,5分程度の短いプレゼンのことで,
よくある10分以上のプレゼントとは,構成がかなり異なるようである。

ずいぶんサーベイしたが,
どうやら,隙のない論理を構築して相手を納得させるというよりも,
面白そうな小ネタを小出しして,5分間で魅了する,
自分に興味を持たせるというようなスタイルのようだ。

いつもなら,遅くとも1週間くらい前には,
プレゼンの構成がだいたい決まっているのだけれど,
今回はまだである。

そもそも,Lightning talkの経験が無い上に,
英語でせねばならないというのが,更にハードルをあげている。

私は,日本語だったら台本は基本的に準備しないけれど,
英語はそこまで頭が回らないので作る。

しかし,それもまだ完成していない。
結構,大変なのだけれど,
経験とは恐ろしい物で,意外と落ち着いている。
落ち着いてがんばろう。

それにしても,ティップをどうしよう。
ティップを。

2014年5月27日火曜日

研究者向けの英語教材〜2014春〜

英語の勉強をいろいろしているけれど,
文法を強くするだけではどうも実践的でない。

とくに,研究周りの英語を勉強したい時,
テクニカルタームを押さえると同時に,
独特の言い回しなどを覚えられたらとても良さそうに感じている。

例えば,ディスカッションでどのように切り出すのがスマートなのか,
いきなり質問すべきなのか,それとも理由を述べてから質問すべきなのか,
などなど。

私は特に,失敗を恐れる系の人間なので,
出来るだけ事前に情報収集をしておきたい。

最近見た中でベスト

そういうときに,羊土社さんの教材は基本的にどれも優れていて,
私は結構いくつも持っている。
この間,図書館で発見して見ているのが,



なのだけれど,かなりかゆいところに手が届いている。
とりあえず,入門系のハウツー本を読んだのだけれど,
しっくり来ない人にはかなり良いと思う。

また,後半様々なシチュエーション別の例文が載っているけど,
大学院生からポスドクのジョブハントくらいまで使えそうな例文のカバー範囲で,
なかなか良い。

図書館の貸し出し期限をもう延長できそうにないので,
もう明日買うことにしましたわ。

2014年5月24日土曜日

読書技術

情報の収集が律速

毎日,新聞を読んだり,
毎週毎週出る,トップジャーナルの論文や,
毎月出る専門誌の論文を分野が重なるところから読んだり,
また,時には関係のない分野の面白そうな論文を読んだり,

論文は最新の知見過ぎて理解できない場合は,
教科書をもう一度読み直したり,

全く別の分野の研究手法を学ぼうとすれば,
やはり,その分野の教科書を読んだり,

ネットを開けば,世界情勢や,生活のtipsみたいな記事も面白いし,
ホンマでっか的な記事も,リフレッシュには良い。

そのようなことをやっていると,
リーディングの時間というのが圧倒的に足りない。困る。
後半の,本業と関係のない情報収集を止めたとしても,
前半のマストな情報収集だけで,やはり普通に読んでいったのでは時間が足りない気がする。

そういうことを思いつつも,
具体的な解決法は見いだせないでいたのだけれど,
英語の勉強のときに読んだ言語教育に気になることが書いてあった。
それは,読書を重ねていくと速読や斜め読みといった類いの能力がつくということ(というか博士を取得するには必須というような書き方)である。

速読をかじる

何となく聞いたことのある速読というのは,
周辺視野を鍛えるといったもので,
本当にそれで中身を理解できるのかよと眉唾であった。

速読には,速読と言われるものとフォトリーディングと呼ばれるものがあるらしく,
周辺視野を鍛えると言ったものは後者にあたる。
ほぼ衝動買いでこれに関する本を買ってしまった。

読んでいくと,後半に行くにつれ,
本文を写真で撮ったように記憶しておいて,
寝ているときなどに理解が進むというような,
サブリミナル的方法が出てきてどうもうさん臭い。
ネットいろいろ調べていくと,フォトリーディングを習得する高額のセミナーとかが出てきて,やはりうさん臭い。

私はうさん臭い物には敏感なので,フォトリーディングについては完全に自分の中でヤバいものと認定した。

しかしながら,購入した本については後半のサブリミナル的なこと以外は,
とても役立った。

例えば,目次を読んで構成を頭に入れてから読むだとか,
節のどの辺りに重要な情報がありそうかとか,
他の速読本を読んだことがないから,比較にはならないけど,
なかなか目からウロコであった。

これを読む前後では2〜3倍は速く(本人比)内容を理解できるようになったと自負している。訓練でもう少しは早く出来そう。

読むのではなく,内容理解というところがミソかも。
従って,文章のリズムや余韻を楽しみたい文学作品には向かないのかも。

ここまで,フォトリーディングはうさん臭いと認定してきたのだけど,
私の母はこれが出来るから,またうさん臭い。

2013年11月13日水曜日

一つ終わる

今年度のはじめから何人かで統計学をはじめから勉強し直していた訳だけれど,
今日までで一応やり終えました。

以前にも勉強したので,これで3度目くらいになるけれど,
その度,理解が深まっているようで楽しい。

特に今回は文系で統計を使う人向けに書かれた本で,
なるべく微積や線形代数を使わないで書かれていて,
各所の例題など実際の事象と関連づけてイメージがしやすくてよかった。

私はベイズ統計を名前を聞いたことがあるだけで,
全く触れたことが無かったのだけれど,今回触りだけ勉強した。
事後確率を加味できるところが優れているのだと思うのだけれど,本当に触りだけだから,それ以上の感想は無い。

今後は,以前意気込んだけれども,
結局やらずじまいだった,一般化線形モデルへ進む予定です。
根を上げずに最後までできるのだろうか。


戦隊ヒーローものが毎年最終回を迎えると,
そこでようやく次回から,ナニナニ戦隊ナニナニジャーをやりますと予告する訳だけれど,
今回の統計の終わりと,次回から一般化線形モデルをやることを決めた時の心境はそれと似たのがありますね。
どういうギミックで変身して,どんな合体ロボが出てくるのかというそういう心境であります。

わたしの中でのベスト戦隊物は,
もちろん恐竜戦隊ジュウレンジャーであります。

2013年11月12日火曜日

アトムの子

テレビがなくなってからというもの,
気を紛らわす為にラジオを聞くようになりました。
ずっと昔,父の車で日曜に出かけたときに流れていた,
「山下達郎のサンデーソングブック」を意識して聞くようになりました。

とても面白い。音楽フリークなのですね。
あと,もう終わってしまったけれど,NHKのハッチポッチステーションも同じ感覚で楽しめる気がします。

アトムの子は,

「アトムの子」(アトムのこ)は、山下達郎通算23作目および通算32作目のシングル。1992年8月25日と1999年7月14日にそれぞれ発売された。


曲ですが,これがとても耳に残ります。ヘロンの次に耳からは離れません。

ところで本当に,私が書き留めておこうと思ったのは,
理系の子について,
理系の子―高校生科学オリンピックの青春理系の子―高校生科学オリンピックの青春
ジュディ ダットン,Judy Dutton,横山 啓明

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で,何でもホリエモンが最近書いた書評にも載っているのだそうです。
アメリカの理系高校生の祭典「サイエンス・フェア」。
そのかなかでも,最高峰の大会であるインテルサイエンスフェアに焦点を当てた書籍で,
何人かの天才・奇才高校生がそれを目指している姿をクローズアップしています。

以前,日本での同様の取り組みに多少関与することがあったので,
とても楽しく読むことが出来ました。

とくに私が感じたのは,
このサイエンスフェアが,misfits(はみ出し者)達の受け皿になっていることです。
経験的に,世の中には世の中に存在する,平等な価値基準でははかることの出来ない能力を持つ人が居ます。
また,これも経験的にですが,世の中の仕組みを変える天才と呼ばれる人は,
そのような性格の人から排出されることが,ままあるように思います。

このような人を埋もれた中から見つけ出すことや,
進むべき道に導くことに,最近少しだけ魅力を感じています。

またそれが,誰にでも出来そうなことではないことも,
その魅力を一層際立たせます。

同時に思うのは,社会から振り切れた人を見つけ出す人間もまた,
一度は社会から振り切れなければならないということで,
私はその道筋を順調に歩めているのではないかと感じています。

今のところは,自分自身が奇人を目指すとして,
ゆくゆく,自分が選手を終えるときや,他の道筋を考えるときには,
このような監督業も良いですね。

まずは,事始めに,達郎さんのようなエクストリームなヘアスタイルを目指すことにしましょう。

2013年2月11日月曜日

DYIでスタンディングデスクを作ったった

DIYが
Do it yourselfの略だと知って驚きました。

日曜日大工の方がしっくりきます。
月曜だけど。


スタンディングデスクを自作した

執筆活動をしている時は,
デスクに向かい座った状態で,
長時間キーボードを叩くということになる。
そうすると決まって私は,
首筋の奥の方が凝ってきてしまって,
我慢ならない。


そこで,
ライフハッカーの間で少し前から話題になっている,
スタンディングデスクに移行することにした。
PC作業を立った状態で出来るようにするということである。


スタンディングデスクは既製品を購入すると高いし,
職場で,今ある設備を使って作りたいので,
現在デスクの上にある本棚を改造する形で,
作成することにした。


材料として,
木の板 (多分,神棚用),スライドレール,ねじ・ナット類,L字の留め具を購入。





材料費はしめて,2,785円。
木と留め金だけで2,000円くらいしているので,
ここをどうにかすればもっと値段を抑えられるかも。


完成する


こんな感じになりました。
本棚の段の裏面にねじでスライドレールを固定して,
丁度キーボードスライダーのような形で取り付けています。
液晶画面は本棚の上におくと,
立った時にいい具合高さになりました。

キーボードスライダーの要領で取り付けているので,
もちろん

格納時

御開帳


というような感じで,
仕舞ったり出したりして,
省スペースにも一役買うというわけです。


今は達成感が沸き上がってきています。
すごい仕事が出来そうな気分になってきました。

2013年2月7日木曜日

研究論文をlatexで書いた

あまり数式を使わない分野ですが,
今回,わたしは興味本位で,
論文をlatexで書き上げるという
謎の自分ルールを設定しました。

これによって後半とても苦しめられました。
ボスにレイアウトについて指摘され,
「そんなことはプログラムの設定上無理です。」
という半ば逆ギレをしでかす暴挙にでました。

「プログラムのせいにするな。」
と言われて,当時はカッとなりましたが,
頭を冷やして考えてみればその通りです。

ということで何が行けなかったのか反省したいと思います。


反省

今回 論文の執筆をlatexで書くという
縛りプレイで行ったわけです。

良かったこと

・Fig及びTable番号付けとその参照

ふつう,図表に出てくる順番で番号を振って,
本文中でそれを参照する時には,図1.1 などのように表記しないと行けない訳ですが,
その辺りは全く意識しなくても勝手に番号を振って,
そして参照もしてくれていたので便利だったと思います。

特に自分の場合は図表だけで20頁くらいあって,
それらが文章構成の都合でしょっちゅう移動していたので,
図表番号の整合性に注意を払わなくてよかったことは,良い点でしょう。


・目次

目次も章や節などをタグで適当にマークアップしておけば,
自動で生成してくれて助かりました。

またタグには章 > 節 の様な序列があるので,
文章のツリー構造を意識して執筆が出来たと思います。


悪かったこと

・bibtexが使いこなせなかった

かなり時間を取られたのがここでした。
harvard styleの引用にするために,
natbibというファイルを読み込んだところまでは良かったのですが,
Referenceがうまく出力できず,
最終的には,諦め手打ちにしました。
時間があれば改善できたかも。

・レイアウトの要求が多い場合には...

latexの良いところに,
きちんとマークアップして文書を作れば,
適切な書体選びや,
適当な図表なレイアウトなどをしてくれて
著者は内容だけに集中すれば良いというところがあると思います。

わたしはjsbookというスタイルファイルを使いましたが,
デフォルトのままのレイアウトが受け入れてもらえず苦労しました。

例えば章始めのページの余白や,
見出しのゴシックフォントなどを直すように指摘され直すのに一苦労しました。

どうやったら直るのか,
プリアンブルに書き加えてはコンパイルして,そして書き直してを繰り返しました。
周りに使っている人が居なかったので聞くことも出来なかったけど,
もっと効率的な方法があったのか...?


総括

良かったところも沢山ありましたが,
不慣れなことが完全に裏目に出て,
論文の内容に集中できないということがありました。

今回の件で,
わたしはずいぶんと洗礼を受けたようで,
執筆中盤には,最初からwordにすれば良かったと思ったりもしましたが,
今ではまた使いたいというドMな心境です。

ともかく今回,
latexって響きかっこいー,使お
といってやすやすと使えるもんではないことが分かりました。

2013年2月6日水曜日

脱稿

昨年末から追われていた
論文を昨日脱稿しました。

正直,不満が残る部分もありますが,
今の余力と期日を考えると,
この辺が落とし所なのだと思います。

こういう仕事には厳密な意味での完成というものは無くて,
自分が完成だと決めた地点が完成となると思います。

すべては自分が納得いくかどうか,
言い換えると常に自分との戦いだと思います。

自分の気付いている論理矛盾に,
周りは気が付いていないということがよくあると思います。

誤魔化そうと思えばいくらでも誤魔化せるし,
自信をもった所作などで周りを納得させられるかどうかで
(つまり、作品の完成度だけでなく、それ以外のファクターで)
決まるとこも多分にあると思います。


自分に関して言えば,
かえっていつも自信がなくなってしまうので,
そういうドヤの精神も磨いていきたいところです。


今回の仕事で,
創作に対する内なるストックが尽きてしまったので,
今週末は何かいつもとは違うことをして精神を保養したいと思います。


-案-
・「レ・ミゼラブル」観る
・都内で演劇鑑賞
・川崎の岡本太郎美術館へ行く
・実家に帰省
・何処か知らない遠くへ行く


嗚呼,悩む。

2013年2月2日土曜日

とてもインターナショナルだった

今週は海外からの来客があって,
実にインターナショナルだった。

普段から私の周りは一般の平均よりもインターナショナルだと思うけれど,
いつにも増してインターナショナルだった。

今回のインターナショナルなエクスペリエンスをまとめておこう。


虫について

今週の火曜に私が来客に話をする時間があった。
私は虫と化学物質の同定の話をしたんだけど,
話の後にどうやって同定したのかという質問を受けた。

私はてっきり物質同定の話かと思ったのだけれど,
虫についてだった。

ゲニタリア (生殖器) で判別するような同定はしていないし,
そこまで見なければならない程,込み入った種を扱っている訳でもないし,
質問に窮していると,
本で絵合わせしているのかという話になった。

色々話を聞いて分かったのは,
どうやら図鑑というものが充実していないから同定が困難らしい。

そうか,そういえば,日本はアマチュアにも研究機関と同様かそれ以上の,
虫マニアを有する変態昆虫王国だった。


日本では分類学が軽視されがちなところもあるけど,
他国の状況を聞いて改めて恵まれた研究環境にあることに気付いた。

子どもの図鑑レベルでも,ずいぶん充実しているもんな。


案内した

自分も詳しい方ではないんだけど,
浅草を一緒に歩いてきた。

人が沢山居て,
はぐれないように常に気を張っていたんだけど,
客人はお構いなしに,
てんでばらばらお土産選びをしてしまって,
自由人だなと思った。


日本人同士ならそういう時,
ここで待ち合わせしようなどと決めて自由な行動をするんだろうなと思った。
日本人は時間にうるさいと言うが,
日本人の中ではルーズに分類される私にも
日本人の血が流れているのだと思った。


お昼に染太郎という,
尋常じゃなくいい味を出している店構えの
お好み焼き屋さんへ行った。

人気店らしいが,
昼早く行ったので問題なく入れた。

お品書きには店の歴史が書いてあり,
坂口安吾も足繁く通ったというのを観て,
丁度いま読んでいる堕落論もここで書いたのだろうかと回想して,
胸が熱くなった
胸熱


これからについて

ボーダレスに人が行き来して,
共同研究することや,
情報交換をすることはますます活発になっていくだろうと思った。

その時には,もちろんレベルの高い研究や議論が出来ることが重要なんだけど,
それ以前に,もっと自己の強いアイデンティティが必要であろうと思った。
自国の歴史や自分の哲学観,宗教観などをもっていない人間が,
いくら高いレベルのことをしていても
ちっとも信用などされないと感じた。

研究と同じくらいの熱意で,
日本人的な哲学や宗教観などを見つめていきたいと思った。

2013年1月27日日曜日

英語プレゼンでまだまだ気分が休まらない

本日から来る海外からの客人をもてなすため,
今週から来週末にかけては
いろいろ慣れないことをせねばなりません。

特に、英語でのレクチャーをせねばならないのがなかなかのハードルです。
加えて与えられた時間が1時間で,
これまでの研究発表とは少しスケールが違うので,とてもナーバスです。


小休止


昼、ランチへ行きました。
なんとか鯛の刺身が美味かつ盛り付けがオサレで
なんだか気分がリフレッシュされました。


今月は忙しく,
弁当やスープを作っている余裕がなく,
ガス抜きも食とルービーと少女時代や48Gを視聴することくらいしかないので,
エンゲル係数がパナィことになっています。


本日、自家製ベーコンを仕込んだので,
また弁当を作って食費を抑えて,
それを元手にFXでガッポリする妄想をしたいと思います。


プレゼン

英語で、
プレゼンをどういう風にしたら良いかとか,
質問にどう対処したら良いかとか,
逆にどんな風に質問をしたらよいかなど,

英語プレゼン周りで疑問がいっぱい湧いたので,

昨年の秋頃この本


を買いましたが,
なかなか良いと思います。


プレゼンや文章における構成やレトリックなどは,
他のこの手の本と内容はだいたい一種だったと思います。


特に質問の仕方や,
議論の場での展開が充実していて,
とても参考になっています。

国際学会へ出た時に
I wonder [疑問副詞] ~
で質問している人が居て気になっていましたが,
そのことも載っていて,
すっきりしました。


これを片手に引き続き準備です。


2013年1月23日水曜日

所感

ここ1年半くらいとその前の1年間とでは、
研究の楽しさが倍ほど違う。

前の1年間の方がずっと楽しく感じた。
始めたばかりのテーマという、新鮮味補正もさることながら
自分で進めることの楽しさ。

振り返ってみると確かに研究としては進んでいるけれども,
ここ最近は,
自分がどういうヴィジョンで研究を進めてどのように展開していくかということよりも,
ボスに痛いところを突かれないような実験しかしていなかったような。
それじゃせっかくの研究の面白みも半減してしまうよな。

結局ボスの考える論理にも穴があったりして,
要求ばかりに応える実験をしていると,
いざpubulishの段階に詰めていると甘いことに気付くことが多々。

もっと自分のアイデアを前面に出そう。
突拍子も無いことを考えよう。
そして,どっさりと文句をつけられてソティスフィケートされよう。

2013年1月15日火曜日

積ん読の消化

気になった本があると、
とりあえずAmazonのショッピングカートへいれている。
欲しい本の合計が2万に差し迫っているので、前に買った本をとりあえず消化したい。


ということで秋頃に買って、ずっと転がしていた本を読みました。



周りには無尽蔵に氷があるであろうエスキモーに,
氷を買ってもらうにはどうするかという喩えで,
中身はマーケティングの話です。
エスキモーは登場しなかったと思います。

相手にとって一見魅力の無い商品をどうやって売って,
どうやって満足してもらうかということが一冊にわたって書かれています。


方法を言語化するということ

内容はどれもとても単純なことでした。
例えば、顧客一人ひとりに直接頼んで顧客の購入頻度を高めよ。というような。

でも、頭ではわかっていても、言語化して認識している人はすくないんだろうなぁ。

このように実に簡単なのだけれど、書き言葉でまとめられていないから、ぼやっとなんとなくしか実体の掴めない概念がずいぶんとあるように思います。

このように不明確な概念を言語化して
まとめてあるようなことがこの類いの本には多くて,
言語化された方法や法則が必ずしも一般則として役に立たないから,
少しばからしく思うこともあるけど,
なるほどと思う格言さながらの言葉も稀にあって,
たまに読むには良いと思いました。


目的と手段を明確化するということ

という風には書いていなかったと思いますが,
商品を上司あるいは顧客にアピールする時のポイントを要約すると,
こんなようなことが書いてあったような気がします。

例えば,
広告の有効性を高める為に (目的)
興味のある顧客だけにフォーカスして宣伝する (手段)
と言ったようにです。
この時に,どのように興味のある顧客を絞るのかということが問題になりますが,
それについても,本文では述べられています。


そしてこのことは,
研究者が日々,予算獲得や研究論文の投稿などで,
アピールポイントを練って (必) 勝する為の方法と極めて似ているように思いました。
日々問われる,文章の論理性などはこういうところで役に立ちそうです。

研究主題が必ずしもすぐに社会の役に立ちそうにないですが,
研究遂行の為に必要な付随的なスキルが様々な現場での交渉や訴えに使えそうだと思いました。

そのような視点からも研究を見て,
社会の淘汰圧に負けないように生きていきたいと思いました。

2012年12月9日日曜日

Feedlyがよい

私はRSSリーダーというものはこれまでに使った事が無かったのですが,
2ヶ月程前,iPhoneのsafariからわたしのお気に入り英語教材のCNN student newsにアクセス出来なくなってしまった事を機にFeedlyというGoogle readerと同期のできるアプリを入れました。

これにお気に入りのサイトを登録しておくと,
更新のあった時にこのアプリを介してサイトを見る事が出来ます。


他のものを試した事が無いので,
善し悪しに関して信頼性の高い事はいえませんが,
使っていてとてもインターフェース性が高い印象を受けます。
直感的に使えるし,何よりレイアウトが綺麗です。

基本画面はこんな感じ


このブログもこんな感じで表示される訳です


重いと言われても私がSafariを使い続けている理由は,
レイアウトやフォントが非常に綺麗で
画面を通して長い文章を読んでも気分が良いと思うからです。


従って評価はあまり高くなかったですが,このアプリに満足しとります。









2012年11月11日日曜日

サイエンスアゴラに参加した

サイエンスアゴラに参加してきました。
お台場の日本科学未来館とその付近の施設で年に一度行われるイベントです。


「アゴラ」というのは,ギリシャ語で広場という意味を持つ言葉だそうです。
この「科学の広場」では,ほぼ無料で様々な科学的な事が体験できます。

このイベントに参加したのは初めてでしたが,科学オタク気質の私としてはとても楽しむ事が出来ました。
中高生の発表とか,黒ラブ教授のネタとか面白いものはいくつかありましたが,とくにインスパイヤーされたのが,サイエンスとデザインのコーナーでした。

この中で紹介されていたある一枚の絵がとても印象的でした。
cell pressが出している神経科学の一流紙Neuronの表紙です。


脳に音符が流れ込んで,脳から出るとき脳の表面で屈折して虹色が出ています。
下の英語を得意の超訳すると,

“あなたの好きな色: 共感覚と感覚刺激の処理”

まぁ,超訳というか拙い直訳なんですが。
modalitiyというのは様式というような意味で,複数形なので,sensory modalitiesというのは視覚とか聴覚とか触角とかいろんな種類の刺激の事を言っているんだと思います。

また,共感覚というのは例えばある音に対してある色をイメージするというような,ある刺激によってそれとは様式の異なる刺激が生じるというような事だったと思います。

くどくど説明しましたが,音楽を聞いて色をイメージするというような事をこの絵が全てを分かりやすく表しているのですごいと思いました。


また,私がこれを見て興奮したのはそれだけではありません。
これがPink floydの“The Dark Side of the Moon”のジャケットのオマージュになっているのが一段とグッと来ます。



細胞の分子生物学を扱ったThe Cellの第5版の裏面の件といい,科学者のこういう遊び心は素晴らしいと思います。