先週から今日にかけてずいぶん忙しかった。
先週は,懸案だった論文が英文校閲から帰ってきて無事投稿を完了した。
今回は,今までになく,discussionにこだわっている。
これまでのように,結果に基づく事実だけでなく,
結果から予想されるさまざまな事柄を,推論を含めて議論した。
これまでは出来なかったことだけれど,議論を限定的にすることや,
断定を回避する言い回し等を使って,
自分の主張をオーバーディスカッションにならないギリギリのところまで,
述べるということに挑戦できた。
まだまだである。
来客
今度はフィリピンからの来客があり,対応した。
2ヶ月日本に滞在するそうだが,感じのいい青年である。
期間中のお世話は私がする。
新しいいい結果を出してほしい。
英語のプレゼン
短時間ではあるが,頼まれて,シンポジウムで話すこととなった。
私は日本語のプレゼンのときには,ある程度ストーリーと,
キーワードを頭の中に埋めておいて,
原稿は作らないでその場で考えて発表するけれど,英語ではそれが出来ない。
が,いつまでも原稿を用意した英語プレゼンばかりしていては進歩が無いので,
今回は出来るだけその場で考えて話せるように練習した。
また,逐一発表内容をスライドに書き込めば良いものを,
後述のプレゼン本に傾倒した結果,
非常にビジュアルを重視した発表となった。
発表はのっけから,話したいことが飛んで大変だったが,
後半は経験でなんとか持ち直した。本当に大変であった。
発表の善し悪しは別にして,
一応のところ自分の課したハードルはギリギリで越えられた。
良かった。
気になっていたプレゼン本
前々から,気になっていたのだけど,
ついに読んだ。
ガー・レイノルズ,Garr Reynolds ピアソン桐原 2012-09-27
結論から言えばとても良かった。
しかし,この本を,所謂プレゼンのテクニック本として読んではいけない。
内容のほとんどは,如何にプレゼンというものを考えるべきかという,
いわば哲学本である。
非常に良い。
哲学も良かったが,
私がもう一つ心に残ったのは,
プレゼンをする時
「いつでも最高の準備ができているとは限らない」という指摘である。
プレゼン本を見ると,たいてい,
少なくとも1ヶ月前には準備をして,練習を始めるべきだとか,
理想的にはそうだけれども,仕事を多数抱えている際には現実的でない記述がよくある。
その点,この本は,確か,
準備不足であっても,準備不足に見せない 振る舞い等が書かれていて,良い。
ちなみにこれは図書館で借りて読んだのだけど,
隣に
Garr Reynolds 丸善出版 2014-04-09
の原著である,the naked presenterがあって,
衝動借りした。
内容は,かなり,presentation zenと似かよるが,
こちらは姑息な小手先の技術にこだわらず,
裸一貫でプレゼンをやり抜く哲学が描かれていて,良かった。
英語の原著で,最初から最後まで読み切れた本というのは,
私にとって両手で数えられるほどしか無いが,
これは可能であった。文も平易で内容も面白い。
良い。
ということです。