情報の収集が律速
毎日,新聞を読んだり,毎週毎週出る,トップジャーナルの論文や,
毎月出る専門誌の論文を分野が重なるところから読んだり,
また,時には関係のない分野の面白そうな論文を読んだり,
論文は最新の知見過ぎて理解できない場合は,
教科書をもう一度読み直したり,
全く別の分野の研究手法を学ぼうとすれば,
やはり,その分野の教科書を読んだり,
ネットを開けば,世界情勢や,生活のtipsみたいな記事も面白いし,
ホンマでっか的な記事も,リフレッシュには良い。
そのようなことをやっていると,
リーディングの時間というのが圧倒的に足りない。困る。
後半の,本業と関係のない情報収集を止めたとしても,
前半のマストな情報収集だけで,やはり普通に読んでいったのでは時間が足りない気がする。
そういうことを思いつつも,
具体的な解決法は見いだせないでいたのだけれど,
英語の勉強のときに読んだ言語教育に気になることが書いてあった。
それは,読書を重ねていくと速読や斜め読みといった類いの能力がつくということ(というか博士を取得するには必須というような書き方)である。
速読をかじる
何となく聞いたことのある速読というのは,周辺視野を鍛えるといったもので,
本当にそれで中身を理解できるのかよと眉唾であった。
速読には,速読と言われるものとフォトリーディングと呼ばれるものがあるらしく,
周辺視野を鍛えると言ったものは後者にあたる。
ほぼ衝動買いでこれに関する本を買ってしまった。
読んでいくと,後半に行くにつれ,
本文を写真で撮ったように記憶しておいて,
寝ているときなどに理解が進むというような,
サブリミナル的方法が出てきてどうもうさん臭い。
ネットいろいろ調べていくと,フォトリーディングを習得する高額のセミナーとかが出てきて,やはりうさん臭い。
私はうさん臭い物には敏感なので,フォトリーディングについては完全に自分の中でヤバいものと認定した。
しかしながら,購入した本については後半のサブリミナル的なこと以外は,
とても役立った。
例えば,目次を読んで構成を頭に入れてから読むだとか,
節のどの辺りに重要な情報がありそうかとか,
他の速読本を読んだことがないから,比較にはならないけど,
なかなか目からウロコであった。
これを読む前後では2〜3倍は速く(本人比)内容を理解できるようになったと自負している。訓練でもう少しは早く出来そう。
読むのではなく,内容理解というところがミソかも。
従って,文章のリズムや余韻を楽しみたい文学作品には向かないのかも。
ここまで,フォトリーディングはうさん臭いと認定してきたのだけど,
私の母はこれが出来るから,またうさん臭い。
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