2013年1月15日火曜日

積ん読の消化

気になった本があると、
とりあえずAmazonのショッピングカートへいれている。
欲しい本の合計が2万に差し迫っているので、前に買った本をとりあえず消化したい。


ということで秋頃に買って、ずっと転がしていた本を読みました。



周りには無尽蔵に氷があるであろうエスキモーに,
氷を買ってもらうにはどうするかという喩えで,
中身はマーケティングの話です。
エスキモーは登場しなかったと思います。

相手にとって一見魅力の無い商品をどうやって売って,
どうやって満足してもらうかということが一冊にわたって書かれています。


方法を言語化するということ

内容はどれもとても単純なことでした。
例えば、顧客一人ひとりに直接頼んで顧客の購入頻度を高めよ。というような。

でも、頭ではわかっていても、言語化して認識している人はすくないんだろうなぁ。

このように実に簡単なのだけれど、書き言葉でまとめられていないから、ぼやっとなんとなくしか実体の掴めない概念がずいぶんとあるように思います。

このように不明確な概念を言語化して
まとめてあるようなことがこの類いの本には多くて,
言語化された方法や法則が必ずしも一般則として役に立たないから,
少しばからしく思うこともあるけど,
なるほどと思う格言さながらの言葉も稀にあって,
たまに読むには良いと思いました。


目的と手段を明確化するということ

という風には書いていなかったと思いますが,
商品を上司あるいは顧客にアピールする時のポイントを要約すると,
こんなようなことが書いてあったような気がします。

例えば,
広告の有効性を高める為に (目的)
興味のある顧客だけにフォーカスして宣伝する (手段)
と言ったようにです。
この時に,どのように興味のある顧客を絞るのかということが問題になりますが,
それについても,本文では述べられています。


そしてこのことは,
研究者が日々,予算獲得や研究論文の投稿などで,
アピールポイントを練って (必) 勝する為の方法と極めて似ているように思いました。
日々問われる,文章の論理性などはこういうところで役に立ちそうです。

研究主題が必ずしもすぐに社会の役に立ちそうにないですが,
研究遂行の為に必要な付随的なスキルが様々な現場での交渉や訴えに使えそうだと思いました。

そのような視点からも研究を見て,
社会の淘汰圧に負けないように生きていきたいと思いました。

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