2013年1月13日日曜日

今年はもっと創造的に生きたい

年が明けました。

反省

昨年を振り返ると,創造的な営みも出来たけれども,
反動で何もしたくなくなってしまう時期というのが4分の1くらいあった気がする。
既存のものを入力するのにも,新しいものを出力するのにも,
同じくらいエネルギーが必要だし,同じくらいストレスが溜まる。
もっと上手いやり方は無いかなぁと思う。
どちらも自分が真にやりたいことであるので。


抱負

今年は,本職の創造的営みだけじゃなくて,
もっと社会の役に立たないけれども自分が癒されて,
かつ他者が楽しめるような創造活動をしたい。

やはりその為には,
時間を上手く使って,
情報の入出力を上手くやって,
ストレスと上手く付き合っていきたい。
人生は有限なのだからいろいろ欲張っていきたい。



そういえば,秋頃からちょくちょく読んでいた本がようやく読み終わった。

こんな巨匠の有名な作品を何故読んでいなかったのか疑問だけれども,
読了した。
もうかれこれ長い時間をかけて読んだので前半の方の詳細は忘れてしまったけれど,
終始論理的な文章が印象に残っている。

金閣を焼いてしまうという精神状態を描写するには,
論理矛盾の無い緻密な構成が大事なんでしょうか。
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あと,最近読んだ寺田寅彦の“科学とあたま”の一説が心に響きました。

頭のいい人は批評家に適するが行為の人にはなりにくい。すべての行為には危険が伴なうからである。けがを恐れる人は大工にはなれない。失敗をこわがる人は科学者にはなれない。科学もやはり頭の悪い命知らずの死骸の山の上に築かれた殿堂であり、血の川のほとりに咲いた花園である。一身の利害に対して頭がよい人は戦士にはなりにくい。

科学とあたまは「科学者は頭が良くてはならない」「科学者は頭が悪くなくてはならない」という命題を対比しながら解説する短い文章でした。
細かいことを考えずにとりあえず試行してしまう私のこれまでのやり方は,
なるほど頭の悪い科学者のやり方だなと思いました。


随筆集の第4巻に収録でした。

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