2014年1月13日月曜日

今更ながらあまちゃんを観た

年末,センチメンタルな事情でいつもより早めに帰省した。
いろいろこなそうとしていたことがあったのだけれど,
実家の長野の寒さが思いのほか厳しくて,熱を出してしまった。
やはり,長野は寒い。

これは仕方ないと,観念してゆっくり休むこととした。
ちょうど,あまちゃん総集編がやっていたので,ブームから半年ほど遅れて観たのだけれど,これが面白い。これは流行る。

随所に散りばめられた小ネタもさることながら,
特に昨今のアイドル事情を一般に分かりやすいように扱った点や,
地元(地方)というのが一つのキーワードとなっているところが,
アイドルに傾倒していて地方出身の私にはウケた。

近頃,身の回りで起こったセンチメンタルな諸々や,
人生の先輩方からのアドバイスなどが相まって,
私の将来を揺さぶっている所存です。


アイドル解説がなかなか良い

あまちゃんでは,akbグループのシステムを大事な物語の伏線として利用していて面白かった。
物語の中では,秋本さんにとても良くにたプロデューサーが率いているトップアイドルのアメ横女学院(通称アメ女)とその2軍に相当しあまちゃんも所属するGMT47が出てくる。
akb同様に劇場を持っていて,そこで講演をしている。アメ女での講演に欠員が出たときには,2軍であるGMTからシャドーという形で補填される。
akbグループでも,欠員が出た場合の代わりをアンダーと言って,やはり研究生などが補填する形となっている。他にも総選挙をやってみたりと,明らかに意識した点が多々ある。

秋本さんによく似たプロデューサーは序盤,なかなか嫌なキャラクターであるし,アメ女のシステムもakbと酷似しているので,ともするとあまちゃんの中盤のストーリーはakb批判にもとれるのだけれど,おそらくそのような意図は無いのだと思う。
単純にもっと大きな伏線である,アイドルの“影武者”という設定を際立たせる為の演出としてこれ(とくにシャドーのシステム)が登場するのだろうなぁと考えながら,このストーリーは凄いなぁと感じた。

感動した

他にも,各所からとても綿密に練られた構成が感じられて,感動した。
私が特に気に入っているところがあって,
あまちゃんがアイドルとして「見つけてこわそう」という番組のレギュラーとなって,逆回転の能力を持つという設定があるのだけれど,
そんなあまちゃんに対して,親友で非行に走ってしまったユイちゃんからのメールがくる,「逆回転してよ」。これは切なくてとても良いシーンです。

また,売れる為に曲に様々なエフェクトをかけて,奇をてらった曲を作った秋本さん似のプロデューサーに対して,あまちゃんの母である晴子が「普通に売れるものを作りなさいよ」と言ったシーンも良いシーンでした。


私も普通に評価されるものを作らないといけません。

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