かれこれ書き始めて3年くらい経つと思うのです。
すると,自分自身の一年間の浮き沈みが分かってきます。
私の場合,春から夏,秋にかけて気分が谷型に,ネガティブになっています。この時期はだいたい,日記の更新も滞って,自分が日々考えたことを忘れ,いよいよ危機感を抱いた頃,秋になります。これはだいたい,虫の飼育や野外での実験などをする,繁忙期とと重なっているので,私の生きる糧である妄想が出来ないことが一因であると考えています。
秋から冬,春は,一年間で最もクリエイティブなシーズンです。虫に追われること無く,虫のことを考えることが出来ます。虫が居なくなっては生業がたたないのですが,虫に追われすぎては,本分である思考がままならないことになり,虫屋のパラドックスというほどのことではないですが,悩ましい現象です。
一方で,この季節に十分に注意せねばならないのが,こたつという魔獣です。こいつは冬になると日本に現れて,一説によると日本の創造性を実に数十パーセントも減少させると言われています。しかしながら,蜜柑とともに現れ,出会った人に些細な幸せをもたらすこともまた知られています。日本の創造性を引き換えにしても,こいつは価値のあるものかもしれません。
−−−閑話休題−−−
今年も,飼育が一段落して創造の季節が来ました。
空論に耽って,来年への活力と思考を貯蓄したいものです。
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