聞いた事はあったが、まさか自分にお誘いのかかる日が来るとは思いもしなかった。
こういうものの多くには、バックに宗教が絡んでいるというのは、
もはや常識になりつつあるのだから、もう少し手を変え品を変えしたらどうかと思う。
ともかく、
昼食を摂ろうと、ベンチで友人を待っていたところ、
ちょっとすみませんと、
ぼやっとした、あか抜けなさそうな青年に声をかけられた。
なんでも自主ゼミを開いているんだそうな。
手には哲学書のような、
何やら難しそうな本を持っている。
知的なムードを演出しているのだろうか。
やけに手が込んでいる。
青年は私に
「人生について考える事は重要だと思いますか?」
と問うてきた。
私が
「そうですね、重要ですね。」
と答えると
「何故だと思いますか。」
とえらく面倒な問いを返してきた。
そこで
「これから、恐らく数十年生きて行く私の人生なのですから重要でしょう。でも私は今、人生について考える事よりも、これからの人生の為にどうキャリアアップして行くかという事に時間を割きたいのです。あなたがどういう意図でこの問いをぶつけてきているのかは分かりませんが、あなたと今話している時間は少なくとも私にとって重要ではありません。」
と話すと。彼は何も言わずにどこかへ行ってしまった。
論点のすり替え...
ちょっと言い過ぎたかなぁ...
そりゃもちろん、研究の時は論理的に行きますけど...
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