2013年4月28日日曜日

インド忘備録3 〜クソゲストハウス編〜

私は今回インドへ5日間滞在した。

そのうち2晩は寝台列車で過ごし,
3晩はゲストハウスへ泊まったのだった。

うち1晩はブッダガヤーのshanti guest houseというところへ泊まった。
インドの1泊の相場と比べると若干高い印象だったが,過ごしやすい部屋と美味しい食事で旅の疲れを取る事ができた。

インドでは後述の様に,何かとコミッション (手数料) を上乗せして,
親切っぽい事を過度にしてくれるんだけど,
(大抵の場合は自分でやった方が安上がりなのだが)
そこの主人は,あまり干渉してこず,
とても快適であった。
ホームページを自作するくらい情強の主人だから,そういう小細工は不必要なのだろう。

近くにある,hari cafeというカフェは,
蚊は多いがこれまた美味であった。
抑揚の強いインドのポップミュージックがかかっていて,
私がそのメロディと歌詞を
ハレハレ〜 ハレハレ〜♩
と真似すると多分同じ年代くらいの若い店主にウケた。
こやつとは上手い酒が飲めそうだと思ったが,
滞在期間が如何せん短じか過ぎた。
そもそも,インドで飲酒はよい行いでは無い。

とにかく,ブッダガヤーは良かった。


クソゲストハウス

そのあと,私はバラーナスへ行った。
宿は決めていなかったが,リキシャーマンがやはりコミッション目当てで宿の斡旋をしてくる事が分かっていたので,
それに頼れば良いと考えていた。

バラーナス駅から,同行者4人合わせてガートの近くのゲストハウスへ100Rsで連れて行ってくれるというので,
それに乗った。

そして,連れて行ってもらった先が,本題のクソゲストハウスである。

バラーナスへ着いた時,
とにかく,私たちは疲れていた。
早く休みたかった。
着いた宿は一向の4人に対して,3人分のベッドしか用意できないということだったが,個室だし即決した。

宿で夕飯を摂って,私は部屋へ,
一行の何人かは外へ買い出しへ出た。
これがいけなかった。

全員が部屋へ戻り,程なくすると,
ゲストハウスの支配人が部屋へ怒鳴り込んで来た。
私達を先ほど乗せたリキシャーマンが,ゲストハウスを揺すりに来ているという。
なんでも一向の1人が外へ出た時,たまたま私たちを乗せたリキシャーマンに出会い,
一泊の代金を正直に話したのがいけなかったという。

イミフ。
ここからは私の推測だが,
リキシャーマンはゲストハウスまで旅行者を連れて行くと,コミッションがもらえる。
おそらく,この値段は一泊の料金の何%とかいう様に決まっているんだと思う。
だから,一泊の値段を話したのが悪かったと。

このことで,異国まで来てひどく悪い事をしてしまったのだと,とても落ち込んだ。

気付く

しかし,思い返してみれば,たとえ一泊の代金を告げ口してしまったとしても,
宿が適正なコミッションを支払っていれば,別に揺すられる事も無いのだと思う。

リキシャーマンがわざわざゲストハウスを尋ねてきたのは,
貰ったコミッションと,一泊分の料金に齟齬があったからで,
そこのやり取りに客が巻き込まれるというのは,やはりイミフ。

なんとも後味の悪い経験となったのです。

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